左へと進んで、小さな土手を越えると、そこにはササ原の広がりが待っている。 少しササが伸び気味であるものの、道は明瞭、しかし、足下がぬかるんでいるところが多い。 | |
確かに、振り返ればササ原の少し先には草地が広がっている。 そして、その草地のさらに後方には鷲ヶ峰とそこから辿って来た尾根が見えている。 |
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道はクネクネとしながらも、斜めにササ原を横断していく。 やがて、ササ原の北の端に到達したところでコメツガ ? が一列に並ぶ場所を通り抜け、 その後 道は右に曲がる。 足下にササは残っているもののすぐに草地へと変わり、周囲には木々が見られるようになる。 | |
傾斜も徐々に出始め、やがて周囲が灌木帯になってくると、 前方には北の耳、南の耳が並ぶ山彦尾根が見えてくる (写真 中央の高みは 南の耳)。 また、振り返れば、八島ヶ原湿原も見えているが、その後方の山々にはガスが絡んでいる。 周囲の草地はやがてカヤトへと変わるものの、暫く登っていくと再びササ原が現れる。 |
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少しぬかるんだ斜面を登った後、道は左(北)へと緩やかにカーブして行く。 傾斜が少しキツくなってくると、足下は岩屑の道へと変わり、やや荒れ気味となる。 振り返れば、物見石から蝶々深山へと続く尾根が見え、その後方に 車山が再び姿を現しているが、 まだガスが絡み気味である。 右手に見えるようになった山彦尾根にもガスが絡んでいる。 | |
やがて、やや荒れた斜面を登り切ると、
目の前に緩やかな円弧を描く高みが見えてくる。 ササとカヤトが入り交じる斜面をほぼ一直線に登っていく。 |
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