霧ヶ峰 (鷲ヶ峰、男女倉山、車山) ( 鷲ヶ峰:1,798.3m、男女倉山:1,776m、車山:1,924.7m ) 2019.7.10 登山



【PHOTO & 記録 霧ヶ峰 (鷲ヶ峰、男女倉山、車山) 12】

木道を順調に進む。
この頃になると日も差すようになって、先ほどの強い雨が嘘のようである。

やがて、前方に八島ヶ池が見えてくると、道が 2つに分かれる。
左はそのまま八島ヶ原湿原を周回する道で、右が鷲ヶ峰へと通ずる道である。

しかし、木道の傷み具合に見覚えがない。
今朝ほどの道を見落としたかと思いつつ、木道を緩やかに登っていくと、 『 天然記念物 霧ヶ峰植物群落 七島 八島 』 と書かれた案内標識のある広場に飛び出したのであった。
時刻は 13時52分。

やはり、今朝ほど下った鷲ヶ峰からの合流点を見落としてしまったようである。
しかし、心配はいらない。ここからも鷲ヶ峰に行くことができる。

八島ヶ原湿原の花ごよみを掲げた掲示板や八島ヶ原湿原を象った石のモニュメントの横を通り、 案内表示に従って鷲ヶ峰方面へと進む。

少し登ると、突然目の前に 『 大元尊 』 と彫られた大きな石碑が現れて驚く。
帰宅後調べると、この 『 大元尊 』『 おおもとみおや 』 と読むとのことで、 この石碑自体が御社 (おやしろ) となっており、 日本の国土を造った国常立尊 (くにとこたちのみこと) が祀られているのだそうである。
時刻は 13時56分。

さらにそこから少し登れば、 今朝ほど鷲ヶ峰から下って最初に通り抜けた鹿避けゲート (ゲートA) の前に飛び出す。
時刻は 13時58分。

この後、鷲ヶ峰に登り返すことを考え、暫し休憩し、14時4分に出発する。

ゲートをくぐり抜けると、目の前には緑の斜面の中に岩屑の白さが目立つ登りの道が待っている。
その傾斜に少々怯むが、実際に歩いてみると、意外と楽に登っていくことができる。

それでも息が上がるので途中で休んで振り返れば、 右手(西)に諏訪湖が見えている。

また、少し暗目ではあるが八島ヶ原湿原も見え、その後方の 車山、 そして北の耳、南の耳も見えている。

しかし、残念なことに、この頃になるとまた雨が降り始めたため、仕方なく再び傘を差して登る。
雨は先ほどの蝶々深山の時のような強さはないものの、止む気配が感じられない。

雨の中、黙々と登り、御嶽神社の石碑がある高みを 14時34分に通過、 そして鷲ヶ峰には 14時44分に登り着く。

ありがたいことに、雨は鷲ヶ峰頂上手前で止み始め、頂上では完全に上がってくれたのであった。

今朝ほどは展望が全くなかったこの鷲ヶ峰であるが、今は結構展望を得ることができる。
ガスが絡み気味ではあるものの北西の方向には 鉢伏山が見え (写真)、 その手前には二ツ山も見えている。
さらに左には高ボッチ、そして諏訪湖も確認できる。



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