霧ヶ峰 (鷲ヶ峰、男女倉山、車山) ( 鷲ヶ峰:1,798.3m、男女倉山:1,776m、車山:1,924.7m ) 2019.7.10 登山



【PHOTO & 記録 霧ヶ峰 (鷲ヶ峰、男女倉山、車山) 4】

尾根上を進んでいるので、本来であれば左右の景色が良く見えるはずなのであるが、 ガスに囲まれた状態のため、前方も含めて展望は全くない。

但し、歩いている尾根自体はよく見えており、振り返れば鷲ヶ峰も見えている。
しかも、その後方には青空が広がっているので、今後の展開次第では展望が得られる可能性が高い。

鈍角三角形の高みには 8時58分に到着。

狭い頂上には石が積まれているものの、ケルンというよりもかつてここに祠があったのではと思わせるような風情である。
また、その積み上げられた石のそばには 『 御嶽神社 』 と彫られた石碑も置かれている。

ところで、この石碑の記憶はあるものの、一面が緑となっているこの高みを通った記憶がない。
しかし、よくよく考えれば、過去 2回の鷲ヶ峰登頂は 3月11月だったので、 周囲は雪に覆われていたり、茶色の山肌だったのかもしれない。

なお、ガスに囲まれていて展望は得られないと述べたが、ガスは上部に漂っているため、 ここからはガスの下に広がる八島ヶ原湿原を見ることができる。

八島ヶ原湿原は、Googleの航空写真などで見るとハート型をしているものの、 ここから見る湿原はすぐ手前に横一直線に走る尾根があるため、むしろ三角形と言える。
その三角形の他の 2辺も山の際にあり、さらに湿原が緑の芝生を張ったように見えるため、外野席から野球場を見ているようである。

湿原の左端には鎌ヶ池も見え、その後ろに奥霧小屋も確認できる。
しかし、さらに後方に見えるはずの 車山はガスの中である。

道の方は一旦少し下った後、暫く平らとなり、 その後は左にカーブして再び高みに向けて登っていく (前方 左手)

登りに入ると、周囲に灌木が増え始め、レンゲツツジの群生も見られ、中には丁度満開状態のものもある。

9時6分に 2つ目のピークを通過、ここでは先ほどのような石積みや石碑は見られない。

道はすぐに下りに入り、灌木帯の中を下っていく。

足下は砂礫、そして砂礫の中に小さな岩が多く見られるようになり、滑りやすいので要注意である。

やがて下方に八島ビジターセンターが見えてくる。

また、嬉しいことに、 下っている最中に 車山を覆っていたガスも少しずつとれ始め、 車山頂上の気象レーダードームも確認できるようになる (写真)
雲の間に青空も見え始め、この後の展開に期待を持たせてくれる。

一方、八島ビジターセンターを見るとバスが数台駐まっており、その脇に 6〜70人ほどの子供たちが集まっている。
どうやら校外学習のようであるが、今のペースだとその子供たちと合流してしまう可能性が高く、ここまで楽しんできた静かな山旅ができなくなりそうなので少しガッカリする。



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