このことが後で響いてこなければ良いのだがと思いつつ、その斜面を登り、 コンクリート製の貯水槽 ? の脇を抜けていくと、周囲に記憶通りベンチが現れるとともに、すぐに道は緩やかになり、 先程までとは比べものにならないほどよく踏まれた道が続くようになる。 やがて、左斜面の下方を見ると、先程と同じ雪崩防止策が縦に設置されているのが見える
(先程見たものの上部なのかも知れない)。 | |
緩やかな道はやがてほぼ平らな道へと変わり、 記憶通りにカラマツの林の中を進んでいくことになる。 時間を無駄にしてしまったことを悔やみながら進んでいくと、やがて
十石山への分岐が現れる。時刻は 8時丁度。 |
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道を左に折れて斜面を登る。最初は ほぼ真っ直ぐに登り、 途中で大きく左に折れてからは振幅の大きなジグザグの道が続くようになる。 足下はササ原、周囲はカラマツの林が続く。 | |
やがて、ジグザグの道が北に向かって進んでいる時、前方 樹林越しに
富士山のような形をした
山が見えてきた。 記憶では、この後 高度を上げて行くに連れ、この山の左に霞沢岳、そして前穂高岳、 奥穂高岳が見えてくるはずである。 |
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道が大きな振幅からやがて小さな振幅に変わると、斜面を横切って南へと登る長い道となる。 | |
そして、そこからすぐに平らな場所に登り着いたのだった。
湯沢ノ平である。時刻は 8時35分。 |
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