少し傾斜が緩み始め、雪の中にハイマツが見られるようになると、 斜めに進んでいる方向の先に十石峠避難小屋の屋根が見えてくる。 ということは、 十石山の頂上は今居る場所の真上辺りに違いない と検討をつけ、踏み跡から離れて斜面を直登することにする。 | |
とは言え、身体に無理をしての直登はかなり息が上がって苦しく、
左足を庇っていたためであろうか、右足の太腿も少し痙攣し始める。 苦しいながらも何とか登り続けていくと、徐々に傾斜は緩み始め、
ほぼ平らな場所に登り着く。ここが頂上に違いない。 |
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前回この山に登った時には、ハイマツ帯が邪魔で 乗鞍岳をじっくり眺めるには、 ハイマツを掻き分けるようにして金山岩方面に少し進まねばならなかったのだが、今はこの場所から 360度遮るものなく展望を得ることができる。 まずは南から西にかけて 乗鞍岳の山群がズラリと並ぶ。 | |
そして四ツ岳の手前には、この 十石山から続く金山岩も見えているが、 さすがに本日はそこまで向かう気にはなれない。 写真では、一番左の高みが恵比寿岳。 |
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そして、
乗鞍岳の山群が
大崩山にて終わり、大崩山の斜面が右に下って行く後方には
白山の姿が見えている。 | |
白山の右、
北西の方向のすぐ近くに目を向けると、輝山 (てらしやま) が見えている (写真)。 |
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