十石山 ( 十石山:2,524.9m ) 2016.4.20 登山



【PHOTO & 記録 十石山 10】

すぐに疎らに木々が生える中へと入り、踏み跡を辿りながらドンドン下る。
あれ程苦しかった斜面だが、下りは本当に楽で、進むのが早い。

やがて、樹林の密度が高まり、よく見えていた 穂高連峰霞沢岳も時々しか見えなくなる。

写真は雪の斜面の向こうに見える 穂高連峰
この後、穂高連峰は樹林の向こうに見えるようになり、やがて時々しか見えなくなる。

順調に下っていく途中、ふと右手を見ると、 高天ヶ原から左に下ると思しき尾根の左後方に、何と 御嶽らしき山の頂上部分が チラリと見えたのでハッとする。

御嶽を見て 2年前の大惨事を思い出すとともに、 先週から未だ収まらない状況にある熊本地震のことが頭をよぎり、山で遊んでいることに少々後ろめたさを感じてしまう。

順調に雪の斜面を下る。
踏み抜きは 2回。深く踏み抜いた跡が沢山見られる中、ほとんど踏み抜かずに下ることができたのはありがたい。

湯沢ノ平には 13時55分に到着。
ここからの下り斜面は雪が無いのでアイゼンを外すとともに、少々休憩した後、14時4分に出発する。

雪の無い斜面をジグザグに下る。
斜面を下る途中、右下方に白骨温泉が見えた。

14時25分に 十石山への標識がある場所に下り着く。
そこから平ら、あるいは緩やかな下りの道を辿って行くと、やがてコンクリート製の貯水槽が見え、そこからすぐに駐車場所であった。
到着時刻は 14時32分。

車は出発時と同じく 小生の 1台のみ。
本日は誰にも会わなかったが、それもそのはず、登山者は小生 1人だったようである。

本日は、体力的に少々苦しかったけれども、計画通りスノーシューを使用することができ、 残雪の山を大いに楽しむことができたのであった。
また展望も素晴らしく、さらにはそういう素晴らしい山を独り占めできたことに大きな喜びを感じた山行であった。

しかし一方で、1回登った経験があるばかりに、 予め情報を得る (あるいは前回の山行を確認する) こともほとんどしなかったために 大失敗をしてしまったのだった。
一度登っているからと、やや山を舐めたところがあったことを大いに反省した次第である。



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