十石山 ( 十石山:2,524.9m ) 2016.4.20 登山



【PHOTO & 記録 十石山 3】

10分程休憩して 8時47分に出発。
この湯沢ノ平は一面の雪であることから、出発に際し、早速スノーシューを履くことにする。

実際は、少し寒い日が続いたためであろうか、雪はしっかりと締まっており、 スノーシューをわざわざ装着する必要の無いコンディションであったのだが、本日はスノーシュー使用が主目的であり、 さらには背中の荷物を軽くしたかったため、早々とスノーシューを履くことにしたのである。
何しろ、いつもより 2kg程重い荷物を背負っている訳で、この状況は出だしの失敗で疲れた身体には少々応える。

平らな樹林帯を進む。
最初、雪が無い場所が数ヶ所出てきたものの、その距離は短く、そこを抜ければずっと雪が続くようになる。
雪の上には足跡が残っており、また目印も頻繁につけられているので迷うことはない。

しかし、暫く進んでハタと気がついた。
アイゼンを付けて登った方が絶対に早いのである。
小生のスノーシューは長さが 80センチ近くあるため、歩幅が小さくならざるを得ず、効率が悪いのである。
とは言え、スノーシューはやはり楽しい。早く森林限界を抜け出し、雪の斜面を登りたいという気持ちが強くなる。

ほぼ平らであった道もやがて登り斜面に変わり始める。
最初は緩やかな登りと平らな道のミックスが続くが、暫くすると急斜面へと変わる。
そのため、足首が折れてふくらはぎに負担がかかり始めたので、斜面でも足が平らになるようスノーシューのヒールリフトバーを上げる。
これは確かに楽であり、高下駄を履いた気分である。

一方で、この辺の斜面は雪が凸凹しており、少々歩きにくい。

喘ぎつつ斜面を登っていくと、 やがて右手樹林越しに先程の 2,553m峰が見えるとともに、その左後方に 霞沢岳が見えるようになる。
そして、その後方には雲一つ無い青空が広がっている。
これを見て少し元気をもらったが、この登りは兎に角 長くキツイ。

暫く進むと、今度は左側の展望が少し開け、見慣れない山々が見えるようになる。
山頂部分にはかなり雪があるので、かなり高い山であることは確かだが、暫し考えてしまう。

見えるはずの山を 1つずつ当てはめながら考え、漸く中央アルプスであることに気がついたのだが、 いつも見慣れている光景とは違い、 木曽駒ヶ岳が左側にあり、 その右にも見慣れない山が続いていたため戸惑ってしまったのであった。

さらに少し登っていくと、今度は左手に 乗鞍岳の 高天ヶ原と思しき真っ白な山がチラリと見えるようになる。

この後、樹林越しに左右の展望が時々見えるようになる。
右側では、先程の景観に加え、 霞沢岳の左後方に前穂高岳が見えてくるようになる。



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