平ヶ岳 ( 平ヶ岳:2,141m、三角点は 2,139.6m ) 2014.10.11 登山



【PHOTO & 記録 平ヶ岳 3】

 

お腹の具合も少し落ち着いてきたので、展望、 そして周囲の紅葉を楽しみながら進んで行くと、やがて再び木道が現れ、その先で三角点のある小広い場所に飛び出した。 台倉山に到着である。時刻は 8時37分。

ここからは燧ヶ岳がよく見える。
燧ヶ岳の右には燕巣山 (つばくろすやま) が見え、 その右奥に奥白根山が見える。
奥白根山の右には四郎岳が少し姿を見せており、四郎岳の右手前の山は恐らく皿伏山であろう。
そして、皿伏山の右後方には錫ヶ岳、 さらにその右に笠ヶ岳 (錫ヶ岳の西方の山。 至仏山のソバの山とは別の山。) が見えている。

ここでは写真を撮っただけで、休まずに先へと進む。

登山道は、下台倉山からこの台倉山まで南へと進んでいたのだが、 台倉山の少し先からは右 (西) へと曲り、下り斜面に入る。
かつての記憶では、かなり泥濘んだ場所があった気がするが、今は木道が設置されており、ほとんど靴を汚すことはない。ありがたいことである。

下り着いた所が台倉清水。時刻は 8時48分。
水場はここからさらに少し下った所にあるようだ。ここで暫し休憩とし、ノドを潤し、あんパンを食す。
展望はなく、休憩に適した場所とは言えないが、既に 3時間近く歩いているので、仕方がない。

5分程休憩して出発。ここから道は緩やかな登りとなり、 展望の利かない樹林帯の中を進むことになる。
足下には頻繁に木道が現れるようになり、大変ありがたい。
しかし一方で、食事をしたためか、暫く落ち着いていたお腹の方がまた少々煩くなり始める。
よっぽど、左右の茂みに入り込もうかと思ったのだが、やはり余程の緊急事態でない限りやってはいけないことであるし、 さらには 3連休で人が結構いるので、難しい状況でもある。

お腹を騙しながら進むため、周囲の状況まであまり気が回らなかったものの、 周囲はササに囲まれ、その中にシラビソ、コメツガなどが目立ち、展望はない。

暫くは展望の利かない樹林帯を進む。
足下はほとんど木道となり、歩き易い。
シラビソの樹林帯、そしてササの多い灌木帯が交互に続く。
やがて、前方樹林越しに平ヶ岳が見え隠れし始める。

台倉清水から小さな高みを 2つほど越えて行くと、やがて白沢清水。 時刻は 9時29分。
ここは登山道のすぐソバに水場があるものの、多くの人が指摘しているように、流水のようには見えず、飲む気にはなれない。

道はやがて樹林帯を抜け、灌木帯を経て、ササ原の中の登りへと変わる。
高度が上がった分展望も良くなり、前方には平ヶ岳がチラリチラリと見え、 左手には燧ヶ岳、 そして後方には会津駒ヶ岳が見えるようになってくる。

この辺から見る燧ヶ岳は、 先程までの双耳峰 (俎ー、柴安ー) ではなく、 さらにそこに赤ナグレ岳が加わって 3つの頂を持った山のように見える。

勾配は徐々にキツくなり始め、さらには前方を見上げれば、 池ノ岳へと続く斜面、そしてその途中にあるササ原を真っ二つに割った登山道が見える。
前回、前々回ともかなり苦戦した斜面であるが、本日はお腹の調子が悪いだけにさらに苦戦しそうである。

息を切らせつつ、斜面を登る。
高度がドンドン上がるにつれ、周囲の展望はグッと開け、北には荒沢岳、 そして東には会津駒ヶ岳、 南東には燧ヶ岳が見える。
また、燧ヶ岳の右には小真名子山、 根名草山 (と思う)奥白根山錫ヶ岳などの山が続き、 また、南には至仏山、 そしてその右後方に武尊山が見えている。



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