平ヶ岳 ( 平ヶ岳:2,141m、三角点は 2,139.6m ) 2014.10.11 登山



【PHOTO & 記録 平ヶ岳 9】

 

玉子石は、岩の土台の上に卵型をした岩が載っているのだが、 その卵型の岩の大きさは高さ 2m、横幅 3m程もあって、その自然の造形に驚かされる。
実際は、土台の岩と卵型の岩はひと続きの花崗岩でできていて、花崗岩の節理 (割れ目) にそって風化が進み、 節理に囲まれた塊りの芯が残ったものだそうである。

実際、土台の岩と玉子形の岩との接合部は写真の通り。
いつ、その接合部分が離ることになってもおかしくない状況である。

少し疲れたので、岩の上に座って暫し休憩。
腹具合が心配であったが、水分補給とともに焼きそばパンを食べる。

ここからは奥只見湖、 荒沢岳越後駒ヶ岳中ノ岳八海山 (入道岳) が見える他、 目の前の剱ヶ倉山がなかなか良い形を見せている。
また、剱ヶ倉山の左後方には巻機山が見えている。

自然の不思議を眺め、周囲の景色を堪能した後、 12時11分に玉子石を後にする。
木道を進み、先程のテント場近くの分岐点まで戻り、左に道をとって池ノ岳を目指す。
写真において、先の方に見えているなだらかな高みが池ノ岳。

池ノ岳 (姫ノ池) には 12時33分に戻り着く。
ここでも暫し写真を撮りまくったが、まだ昼過ぎというのに登山道横のデッキにはテントが張られており、 折角の景色が台無しである。

写真は池ノ岳頂上の池塘群。

その後、ハイマツ・オオシラビソの中の平坦な道を抜け、 池ノ岳の下降点まで進み、そこの岩場で周囲の景色を楽しみながら大休止する。
ここの展望も素晴らしく、平ヶ岳至仏山燧ヶ岳会津駒ヶ岳 といった山々を眺めることができる。

15分程休んで下山開始。
下り斜面に足を踏み入れた途端に、またまたお腹のガスが暴れだす。少々苦しく、 あまりスピードが出せないままにササ原の斜面を下る。

写真は、これから下るササ原の斜面。

下る前に平ヶ岳の姿をもう一度眺める。
距離の長い、手強い山であったが、その分、頂上付近には素晴らしい楽園が待っていた。
本日の晴天に感謝である。

下り斜面では、 どうしても燧ヶ岳に目が行ってしまう。
太陽の位置関係から、俎ー、柴安ー間の斜面の大きな抉れが、さらによく見えるようになっており、 まるで山が真っ二つに割れているようである。



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