針ノ木岳 蓮華岳 ( 縦走中の最高峰は 針ノ木岳:2,820.7m ) 2016.8.10 登山



【PHOTO & 記録 針ノ木岳 蓮華岳 3】

岩場を下り徐々に河原に下りていく。
小さな沢を渡り、ミヤマシシウドの咲く草地を横切れば、やがて篭川の流れに下り立つ。雪渓尻と言われる場所 (のはず) である。

道は簡易の橋を渡って右岸へと進むが、 この辺から道標として小さな鯉のぼりが見られるようになる。

前方にはほとんど雪の残っていない谷と篭川の流れが、 針ノ木岳へと向かって伸びている。

振り返れば、谷の下る先に 爺ヶ岳がシルエット状になって見えている。

篭川の右岸につけられた道を進む。
道は少し荒れ気味であり、加えて岩屑が多いため滑りやすいので注意が必要である。
また、左手斜面上方からの落石も考えられるため慎重に進む必要がある。

やがて右下に雪渓が現れる。
雪の上には赤いベンガラも残っているが、歩ける距離はほんの僅か、そしてその先は少し荒れているので、雪渓に入らずにそのまま岩と砂礫の道を進む。
結局、この日は一回も雪を踏むことは無かったのであった。

歩きにくい道を登る。
右下に見られる雪渓はかなり崩壊が進んでいて、確かに足を踏み入れるのは危険である。

谷の幅は徐々に狭くなり始め、やがて鯉のぼりに導かれて今度は左岸に渡ることになる。

5年前は、この辺から雪渓の上を歩いており、 そのままノドと呼ばれる両岸が迫った場所を登っていったのであるが、今は雪が全くなく、岩場を進み、簡易の橋を渡って左岸へと進む。

谷の上方にはノドが見えてくるが (写真)、 その狭くなった両岸の間に雪はほとんどない。

なお、下の文字にカーソルを当てると、 5年前の同じ日 (8月10日) のノドの写真が表示されます。
但し、ActiveX コントロールの実行を許可して下さい。

現在のノド  5年前の 8月10日のノド
現在のノド

道の方はそのノドを高巻きすべく、右の斜面へと登っていく。

今朝ほど指導員の方が述べていたように鎖を使って岩場を登る。
但し、登る時には鎖はほとんど保険という程度である。
しかし、下山時はかなり鎖のお世話になることになる。

崩れやすい岩場をペンキ印に従って登り、ノドの上を巻く。
鎖が連続するが、先にも述べたように登る場合にはほとんど鎖に頼る必要は無い。

左下方を見れば、ノドの上方に分断したスノーブリッジが見える。
雪はかなり分厚いのだが、所々に穴が開いており、また崩れ落ちている部分もあるのでは確かに雪渓上は歩けない。

振り返れば、岩小屋沢岳、 爺ヶ岳がよく見えている。
写真 中央が爺ヶ岳で、その左が岩小屋沢岳。



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