針ノ木岳 蓮華岳 ( 縦走中の最高峰は 針ノ木岳:2,820.7m ) 2016.8.10 登山



【PHOTO & 記録 針ノ木岳 蓮華岳 2】

途中、 針ノ木岳、スバリ岳、 針ノ木雪渓 (篭川) を見通せる場所を通過したが、やはり雪渓はかなり小さくなっているようである。
その谷間にはうっすらとガスが浮かんでいるものの、青空の割合の方が遙かに多いのが大変嬉しい。

5年前は雪渓の上方をガスが完全に覆っており、 針ノ木岳の姿を全く見ることができなかったので、本日はかなり良いコンディションである。

とは言え、気温が上昇してくれば、 ガスや雲がたちどころに上がってくることが考えられるため、楽観は禁物である。

道は一旦少し下って流れの無い広い沢を横断する。
そこから少し登っていくと、再び 針ノ木岳方面が見えるようになる。

蓮華岳も見えるが (写真)、 ここからではどこが頂上なのか分からない。

もう一度流れの無い沢のようなガレ場を過ぎて暫く進んでいくとブナ林に入り、 その先、少し下って小さな沢を横切ることになる (写真)
その水でノドを潤したところ、かなり美味であり、水は今の時期でも手が切れるように冷たい。時刻は 5時56分。
流れの傍らには 『 湧き水 』 についての説明書きも置かれている。

登りに入って再び 針ノ木岳が見えてくると、 今度は水の流れがある河原を横切ることになる。赤沢である。
5年前はここに簡易な橋があったと記憶するが、現状 橋はなく、岩伝いに流れを渡る。
川幅は狭く、全く問題ないのだが、流れは結構早い。

この赤沢の流れを過ぎれば、道はほぼ平坦となり、やがて前方に大沢小屋が見えてくる。 時刻は 6時13分。

前回は小屋の前にて軽アイゼンの貸し出しを行っていたが、 雪渓の縮小に伴って現在貸し出しは行われていない。

針ノ木小屋とこの大沢小屋を開設した 文人 百瀬 慎太郎のレリーフの前を通って先へと進む。

少し進んで振り返れば、 爺ヶ岳の南峰がシルエットとなって見えている。
なかなか魅力的な山であるが、この後 鹿島槍ヶ岳などの山々が見えてくると、 その姿は少し霞んでしまうことになる。

周囲にダケカンバの大木が見られるようになると、 やがて左手 下方にある篭川の流れが近づいてくる。
当然このまま河原に下ると思いきや、道は右に曲がって逆に斜面を登っていくようになる。
ガッカリしながら少し登るとやがて道は左に曲がり、すぐに下方に篭川の流れが見えてくる。
道はその流れに平行して進むようになる。

壊れかけた梯子を昇り、岩場を進む。
岩場にはロープが設置されている。

前方には 針ノ木岳と針ノ木雪渓 (篭川) がよく見えるようになるが、確かに雪が少ない。
しかし、それよりも何よりも、針ノ木岳の後方に雲一つ無い青空が広がっているのが嬉しい。
先程まで針ノ木岳や雪渓周辺を漂っていたガスはすっかり消えてしまったようである。

なお、この岩場には、針ノ木小屋まで 2時間30分と書かれたプレートが埋め込まれている。 時刻は 6時36分。



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