喘ぎつつも登り続け、漸く傾斜が緩やかになったが、
今回もこれで終わりではなかった。 またまたガッカリしたが、よく見ると、その斜面の先にはハイマツ帯が見えているではないか。 | |
そして、足下も落ち着いたので、
大天井岳方面を写真に収める。 写真 左端の高みが蝶槍。 |
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ハイマツ帯に向かって足を進める。 2度程途中で立ち止まりながらも斜面を登り切り、何とかハイマツ帯の下に至る。
しかし、そこで雪は全く無くなってしまう。 仕方なくアイゼンを外し、手にアイゼン、ストックを持ったままハイマツ帯を進む。 | |
振り返れば 大滝山 (写真) が見えているが、 その後方に見えるはずの 八ヶ岳や 富士山、 そして南アルプスの山々は霞んでしまって全くと言って良いほど見ることができない。 写真 ほぼ中央が大滝山の北峰。 |
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八ヶ岳や 南アルプスが全く見えないので、さて 穂高連峰、 槍ヶ岳はどうであろうか・・・ と思いながら先へと進む。 ハイマツ帯を緩やかに登っていくと、ハイマツ帯の先、 蝶ヶ岳ヒュッテの風力発電装置と風速計が立つ左後方に 槍ヶ岳の姿が見え始めたのでテンションがグッと上がる。 さらには、蝶ヶ岳の三角点がある高みの左後方に
野口五郎岳が確認でき、その左には喜作新道のある尾根が見えている。 | |
早く
穂高連峰から
槍ヶ岳へと続く山並みを見たい
との逸る気持ちを抑えつつテント場を横切り、少し登って
蝶ヶ岳の稜線に立つ。 イヤハヤ、体力不足の上に雪に苦しんで、何と駐車場から 5時間もかかってしまった。 この結果を真摯に受け止め、普段体力をつけることをしっかりと実践せねばなるまい (と、山に登る度に反省するのだが実践できていない)。 |
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