蝶ヶ岳 ( 蝶ヶ岳:2,977m) 2017.5.30 登山



【PHOTO & 記録 蝶ヶ岳 2】

道の方は小さな梯子、階段が連続するが、 階段は山でよく見かけるような簡易なものではなく、綺麗にカットされた木材をボルトとナットでしっかりと留めたものである。
中には手すりが付いているものもあり、その手すりもトゲなどが刺さらないように面取りされているなど、かなり気配りがなされている。
そして、この登山道にはそのような階段がかなりの数が設置されている。

こういう状況を見てふと疑問が湧く。
恐らくこの登山道の整備費は長野県の予算で賄われているものと思われるが、それを利用している小生はほとんど長野県にお金を落としていないのである。

本日も高速代、 コンビニでの支払いだけであり、恐らく長野県に税金として入る金額は微々たるものであろう。

つまり、ほとんどタダでこういう整備されたものを使わせてもらっていることになり、 何か申し訳ない気になってしまう。

入山税という議論もあるようだが、こういう整備された登山道を見ると、 その他に遭難への対応費用などもあることから、入山税導入もやむなしとも思ってしまう。

閑話休題。

やがて、緩やかな登りの先にベンチらしきものが見えてくる。
道はそのベンチ前で右に曲がっている様であるが、そこには何やら標識らしきものも立っている。

何だろうと思いながら登り着くと、 そこには有名な ? 『 ゴジラみたいな木 』 があったのだった。時刻は 7時22分。

こちらの写真は復路にて撮ったもの (光の関係からこちらの方が映りが良いため)。

ゴジラというよりはティラノサウルスという気がするが、 枯れ木が恐竜の頭の形をしていているのである。
しかも、木には緑色の苔が生えていて一層 恐竜の肌らしく見え、節だったと思われる部分も凹んでいて目となっており、 さらには少し開き気味の口もあって、そこには石が詰められて歯のようになっているので、確かに恐竜らしく見えるのである。

前回この道を下った際には全く気付かなかったのだが、イヤハヤ見事なものである。

道はすぐにカラマツが両側に立ち並ぶ中を緩やかに登っていく。
面白いのは、カラマツが道の両側にしか生えておらず、並木道のような風情であることである。

この頃から右手樹林越しにチラチラと山が見え始める。
恐らく 常念岳方面と思われるが、 5月も末となれば緑もかなり生い茂っており、なかなか見通すことができない。

山をなかなか見通すことができないことに少々イライラし始めた頃、 漸く樹林が切れてそれらの山々の一部を見ることができるようになる。
どうやら見えているのは前常念岳のようである (写真)

この辺では雪は全く無く、日差しが強い。
傾斜の方はそれ程キツクないものの、左膝の調子が今一つであり、さらには少々バテ気味である。
昨日は 2時間半程しか寝ていないためなのか、この暑さが結構 応える。



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