トラバースを終えると、また雪の無い、
岩がゴロゴロした道が続く。 再び短いトラ−バースが現れる、ここは残雪から出ている枝がかなり煩い。 このように残雪の斜面から飛び出している木の枝は注意が必要である。 | |
その後、再び夏道が現れるが、
この辺ではかなり小バエが周囲を飛ぶ。 と言いながらも、結局 顔を 3箇所ほど刺されてしまったが、恐らく刺されたのは 蝶ヶ岳の山頂付近かと思う。 雪の上に付けられた踏み跡を辿って登っていく。 |
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先にも述べたように、 雪の斜面のトラバースを数回繰り返しながら進む。 この辺は日当たりが良いためか、雪が無い箇所が時々現れるので、 アイゼンの着用は躊躇うところである (尤も、アイゼンなしで頂上まで登る方も多くおられるようである)。 | |
写真は、途中で見えた蝶槍方面。 写真右手に高みが見えているが、その高みの左後方に小さく見えているフジツボのような形の高みが蝶槍。 |
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時々見える 常念岳や蝶槍に元気づけられながら黙々と進んでいくと、 道はやがてシラビソの樹林帯に入る。時刻は 10時21分。 ここまで雪で滑ることも多々あり、また先の方を見ても雪が続いているようなので、 そろそろ潮時ではないかと思いアイゼンを装着する。 この雪の状態ならば軽アイゼンで十分ではあるが、
本日はチェーンスパイクと 10本爪アイゼンしか持ってきていないため、大は小を兼ねるという観点から 10本爪の方を装着する。 | |
すぐに道は樹林帯を抜け、 大きなダケカンバが 1本生えている斜面をトラバースして進む。 アイゼンを装着しているため、こうしたトラバースも安心して進むことができるが、 一方で雪の上の道幅が狭いため、足がクロスする、所謂モデル歩きになるので、もう一方の足を引っかけないように注意しながら進む。 ここからも 常念岳、前常念岳がよく見える。 |
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