さらには、ここは積雪量も多いのであろう、
周辺にはかなり倒木が見られるようになるが、それらはしっかりと伐採されて片付けられている。 足下には暫し木道が現れ、やや泥濘んだ地面を回避しながら進む。 | |
道は徐々に緩やかな登りに入り、 やがて多くの木々が伐採されている斜面を階段にて登っていく。 ここからは再び 常念岳の姿が見えるようになるが、 先程とは違いここから見る 常念岳は前常念岳よりもかなり高くなっている。 常念岳はややドーム型をしており、 白い部分よりも濃い緑色やダークグレイの岩肌が目立つが、 常念岳の右下からこちら側へと下って常念沢へと至る谷筋にはまだ雪が相当量残っている。 |
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ジグザグに高度を上げていくと、 やがて周辺に雪が見られるようになるが、登山道の方にはほとんど雪はない。 シラビソやツガの樹林帯を登り、やがて標高 2,000m地点を通過する。 この 2,000mの標識を過ぎると、登山道上にも雪が現れるようになる。 | |
傾斜の方は徐々に角度を増してくるが、
雪の上に残る踏み跡を辿れば問題なく登っていくことができる。 徐々に雪も多くなり、傾斜も増してくる上、
雪がシャリシャリしているために少し歩みにロスが生じ始める。 |
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残雪の中、
道の方は基本的に登山道上を辿っているようであるが、時々残雪を利用してのショートカットが現れる。 9時16分に蝶沢の斜面をトラバースする。 写真は蝶沢のトラバース中に左上方の斜面を見上げたもの。 | |
写真は蝶沢のトラバース地点から眺めた 常念岳、前常念岳方面。 ここから見る 常念岳、前常念岳を結ぶ稜線は、 常念岳が頭、常念岳から 蝶ヶ岳方面へと下ってくる尾根が鼻、そして前常念岳迄の稜線が胴体、 前常念岳から右へ下る斜面がお尻といった感じで、マンモスの姿をイメージさせる。 |
蝶ヶ岳 1、  蝶ヶ岳 2、   蝶ヶ岳 3、  蝶ヶ岳 4、   蝶ヶ岳 5、  蝶ヶ岳 6、   蝶ヶ岳 7、  蝶ヶ岳 8、   蝶ヶ岳 9、  蝶ヶ岳 10 もご覧下さい。