蝶ヶ岳 ( 蝶ヶ岳:2,977m) 2017.5.30 登山



【PHOTO & 記録 蝶ヶ岳 3】

さらに進んで行くと、展望の方は徐々に開け始め、今度は 常念岳が見えてくる (写真 中央)

しかし、やはり薄いベールが掛かったようであり、さらにはその後方の空もややくすんでいて、 クッキリ見えるという感じではない。

さらに高度を上げていくと、今度は樹林越しに 蝶ヶ岳方面がチラチラと見えるようになる。
常念岳の荒々しさを感じさせる山肌とは異なり、 こちらは曲線が目立ち、緑と雪の山肌が優美さを感じさせてくれる。

しかも、次々に見える蝶ヶ岳方面の一角に目を凝らすと、 その稜線上に蝶ヶ岳ヒュッテらしき建物が見えている (写真の稜線中央)

道の方は件 (くだん) の階段を交えながら高度を上げていく。
やがて目の前に高みが見えてきたので、急登が待っているのかと身構えたが、ありがたいことに道はその右手を巻いていく。

そして、すぐに樹林が切れて展望が開けた場所に至り、そこからは前常念岳から 常念岳へと続く尾根がよく見えるようになる。
ただ、こちらからは前常念岳と 常念岳の高さがほとんど変わらない様に見えている。

前常念は写真の稜線の右端で、常念岳はこちらに下ってきている雪渓の左側に見えている高み。

再び道は展望の無い樹林帯に入り、 やがて左に大きく曲がると傾斜もキツクなり始める。
そして目の前に現れた高みを今度は巻くことなく登っていく。

ここでもしっかり作られた階段が頻繁に現れるのだが、やはりかなりの労力と資金が注ぎ込まれていることを実感させられる。

それにしてもこの登りはキツイ。
特に階段の昇りでは左膝がシクシクと痛んで、少々厳しい。
さらには、息が上がる上に、暑くてもうバテバテである。

喘ぎつつも何とか足を進めて行く。
途中で立ち止まっては上を見上げるという動作が続く。

しかし、何とか登り続けていくと、キツイ登りも漸く終わりとなり、 道が平らになったかと思うと、やがて 『 まめうち平 』 に辿り着く。時刻は8時20分。

バテ気味だったのでベンチに腰掛けて休憩し、500mlの ビタミンウォーターを一気に飲み干してしまう。

この まめうち平は樹林に囲まれた小広い平坦地で、 上述の通りベンチも数基置かれていて休憩にはもってこいの場所である。
記憶ではもう少し倒木があって荒れていた印象があったが、今はかなり綺麗に片付いている。

8時27分に出発。
傍らの標識には 『 蝶ヶ岳 3.9km 』 とある。

ここからは暫くの間ほぼ平坦な道が続く。
ということは、まめうち平というのは先程の休憩場所だけを指すのではなく、斜面の登りが始まるまでのこの辺一帯を言うのであろうなどと思いながら進む。

また、ありがたいことに、この辺では木々も背が高いためか、太陽が照りつけることもなく、 涼しいので足が進む。



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