平成3年冬に生まれ変わった阪神競馬場は、平成18年冬に外回りコースが新設されるとともに内回りコースも改修され、これに伴って芝1600メートルのスタート地点が向正面のバックストレッチに変更された。新設された芝外回りコースは1周2089メートル、直線474メートルとなり、最後の直線は国内右回りでは最長となる。また、従来のコースは内回りとなり、芝は1周1689メートル、直線357メートルとなり、幅員25メートルを正面は27メートルに、向正面は28メートルに拡幅された。ダートは1周1518メートル、直線353メートルで、芝、ダートともに1〜2コーナーにスパイラルカーブを導入、併せてダートコースの3コーナーの半径も拡大。枠順による有利不利が大きく、危険性が高いとされてきた1角のポケットからのスタートが廃止されたこともあり、より紛れのない力勝負が繰り広げられるコースとなっている。