函館競馬場は平成6年7月の馬場改修により現在に至る。それまでのコースとの大きな相違点は、野芝から北海道の気候に適した洋芝に替えた点、スパイラルカーブの導入と縦横断勾配を修正した点、芝馬場の幅員を拡幅し、A、B、C(0、4、8メートルの移動柵によって使い分け)の3コースを施行できる点だ。また平成10年5月には内馬場に1周1300メートル、幅員12メートルのウッドチップコースが完成した。トレセン以外のJRA競馬場に設置された本格的調教用ウッドチップコースは、この函館競馬場が初めてである。