これはカメラの話ではなく光学の話です。
撮影技術は不要です。
このHPの趣旨とはズレますがメモとして残しておきます。
分光現象を作れれば簡単に撮れます。
作れなければ撮れません。
ただそれだけの話。
第五章のライト撮り・アクセントライトは理解し、撮れる前提で書きます。
まだな人は先にそちらを〜
分光現象の理論を、ネットで簡単に勉強してください。
分光には、屈折率の差と回折と干渉の2種類ありますが、屈折率の差の方だけでOKです。
なんとなくわかっていればOKです。
分光現象を自分で作ってください。子供のころ虹を作って遊んだでしょ?
霧吹き・CD・丸いペットボトル・水の入ったグラス・透明な氷・鏡と水の容器。
作り方はネットで調べて。
虹を作るのは簡単ですね。
上の写真は虹の光を壁に写して反射させたものを撮影したものです。壁に当たって乱反射するのでどこからでも撮れます。簡単ですがこれは練習にはなりません。。
次に、虹の光自体を直接撮影してください。水中ではこの光自体を撮影するのでこの練習を必ずしてください。
虹の光自体の撮影は、決まった角度だけなのでそれを探すのには少し慣れが必要です。カメラのコントロールが微妙でしょ?陸で出来ない人は水中では無理なのでここを頑張って練習して。色も撮り分けてくださいね。スマホでOKですよ〜
作った虹は、光量が小さいです。
明瞭に撮影するロケハン条件を考えて学んで練習してください。
第五章のライト撮り・アクセントライトと同じですね。
水中で作って、見えたら撮るだけ。
被写体はプリズムの代わりになるものです。
作例はアカメハゼです。
以下はアカメハゼ撮影のアドバイスです。
海水とほぼ水で出来た魚で屈折させるため、屈折率は小さく10〜20度程度です。
赤が小さく、紫が大きいです。
青い自然光と色付きの屈折光の定常光の比率を撮ります。
光度・its値の高いライトが必要です。(its値100位欲しいかな)
屈折率が10〜20度程度ですので、光がレンズに入ります。
レンズに絶対光を入れないでください。写真が白っぽくかすみます。
照射角度の広いライトはだめです。狭い方が良いです。作例は30度程度のライトです。
例えば、RGBLUEのようなits値の低く暗い、照射角度が広いビデオライトはだめです。
●定常光比率の非常に高い撮影です。しかも逆光です。
●浮遊物が、大量に、線状に、濃く、多量に、写ります(第四章ブレ参照)。
●撮影までに数分間微動だにせず、ゴミ、砂粒、浮遊物を減らしてください。動いたら終わりです。
定常光撮影ですから、色はファインダーの中で見えます、肉眼で見えます。
見えたら撮るだけ。
●屈折光以外の定常光が少ない場所の方が明瞭に撮れます。雨、夕方。
●背景色とのコントラストが重要です。というか黒抜き一択ですね。
●ローキーです。明度が高いとトーン表で色が上の方に移行してしまいますよ。淡い色なので雑に扱うと消えます。
最初に、フラッシュなしの定常光撮影で、色を明瞭に撮影してください。
後方からのライト撮りですから、色は明瞭でも魚は暗くきれいに撮れません。
次に、フラッシュ光を加えて、バランスを取ります。
フラッシュ光の比率が高くなれば、定常光比率は下がるので色は薄くなります。
バランスは好みです。
アクセントライト撮影というか、後のライト光がメイン光源で、フラッシュがフィル光源となります。
撮影自体は、第五章のアクセントライト(2)被写体と同じコントロールです。
分光現象を正しく操って色が出せるかどうか?だけの問題ですね。
慣れると、赤黄緑青の色も自分で選んで出せます。赤の方が角度が浅くより難しくなります。
●理論的には透明で光が散乱せず海水と屈折率が異なるものであれば可能です。
●スカシテンジクダイ・イシモチの幼魚は可能です。とても難しいです。コントロール不可能でした。
●キンメモドキは反射光で、玉ボケにした時だけ可能です。色は薄いです。コントロール不可能、枚数撮れば写ります。
●ホヤ・クラゲ・イソギンチャク程度では光が散乱して無理でした。他には思いつきませんでした。
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