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第一章・フラッシュ・フラッシュをポートより前に出すな!という話は・・・からの引用
| (フラッシュを)後に下げる意味も全くありません。ワイドでは照射範囲を広げるために後に下げますが、マクロでは撮影範囲が狭いため無意味です。光が柔らかくなるという話は嘘ですね。 |
まぁたまに聞く話なので書いてみようっと・・・
別にどーでもいい話なので、読まなくてOK。
触ってふにゃふにゃな光もないので、柔らかい光の定義。
一般的にデイフュザーなどで拡散させた光・多灯光源を柔らかいと呼びます。発光面積が多く・大きくなり影のエッジが発光面積に比例して段階的に影になります。影の境界がグラデーションで曖昧になっている状態を柔らかい光と呼びます。
光の量、強さではありません。
一つのフラッシュの光が画角すべてをカバーしていない場合も多いです。写真の中にフラッシュの当たる所と当たらない所が出来ます。明暗差が付きます。フラッシュを後に下げる事により、照射角度は変わりませんが照射範囲は広がります。従って明暗差が写真の中になくなります。光が柔らかくなります。
この場合、元から光の照射角度内にあり光が当たっていた部分の物体の影は、変わりません。その影は柔らかくなっていません。あくまで照射角度の端が写らなくなる事により柔らかく感じるのです。もちろんワイドでマニュアル発光の場合後に下げる事により、発光量は同じでも距離が遠くなり、暗くなります。それは光が弱くなったので柔らかくとは言いません。
フラッシュの照射範囲の一部しか写っていません。従って、ワイドの様に照射角度と範囲は問題になりません。後に下げても無意味です。光は柔らかくなりません。被写体や物体の影は、フラッシュを後に下げても絶対変わりません。光は直進しますから。逆にディフューザーにより面発光になったフラッシュ光の面の左右による光軸間角度の差は理論的には小さくなります。光は理論的に硬くなります。現実的に差は見えませんが。
フラッシュを後ろに下げると、マニュアル発光の場合は、当たるフラッシュ光量は距離が遠くなるため減ります。TTL調光でも、白飛びは少しましになります。それは光が弱くなっているので柔らかくなるとは言いません。
陸上では、光を柔らかくする道具はいっぱいあります。
水中マクロで、光を柔らかくするためには、より大きなディフューザーを使う、フラッシュの数を増やす、反射光を使う、などの方法で可能です。
まぁやっぱりどうでもいい話ですかね〜〜柔らかくと暗くの差でした。
でも気になりませんか?キンギョハナダイの影が下に落ちています。黒い影があります。この絵コンテでは影邪魔〜立体感なんていらないんだよなぁ〜〜均一な赤い世界に浮く魚が良いなぁ〜
光を柔らかく出来れば、影が柔らかく目立たなくなります。
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