第一章・調光補正・ニコン

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第一章・調光補正・カメラの場合、キヤノンとニコンの差からの引用

ニコン機では、調光補正または露出補正を使って下さい。どちらでもフラッシュ撮影・マニュアルモードでは動作は同じです。どちらを使っても全く同じです。調光補正として機能します。操作が簡単な方で構いません。

カメラの調光補正機能・メーカーによる差

カメラメーカによりフラッシュ撮影時の露出補正機能の動作には、連動型と独立型があります。
●ニコン・ソニーは、露出補正と調光補正が連動して動く連動型です。
●キャノン・オリンパスは、露出補正と調光補正は独立している独立型です。
(ニコン・オリンパスは設定により変更可能)

機種によって異なるかもしれないのでご自分のカメラがどちらかは調べて下さい。

露出補正・フラッシュ無し

フラッシュ無しの撮影の場合、全メーカーで
露出補正機能=露出補正
です。

少し話それますが、マニュアルモードの時、露出補正は出来ません。当たり前。
●マニュアルモードの時、露出補正機能はキャノンでは動作しません。
●マニュアルモードの時、露出補正機能はニコンでは、動作します。これは、当然、露出補正していません、というかマニュアルだから出来ません。露出インジケーターの基準が変わっています。

調光補正・フラッシュ有り

フラッシュ有りの撮影の場合、ニコンもキャノンもすべてのメーカーのカメラで
調光補正機能=調光補正
です。

水中マクロ写真では、キャノンの場合、調光補正機能=調光補正を使います。

露出補正・フラッシュ有り

ここが注意ポイント!

●フラッシュ有りで独立型(キャノンなど)の場合、露出補正機能=露出補正 、普通です。定義通り。

●フラッシュ有りで連動型(ニコン・ソニーなど)の場合、 露出補正機能=露出補正+調光補正、です。露出補正とTTL調光補正が同時にかかります。ですから、正確には露出補正機能は露出補正ではありません、ミックス補正機能?です。

連動型の露出補正機能=露出補正+調光補正


独立型は、原則通りで理解しやすいです。実際の撮影では手数が増えやすいです。
連動型は、わかりにくいですが、実際の撮影では便利です。

マニュアルモード・露出補正・フラッシュ有り

ここがニコンでは大事!

●フラッシュ有りでキャノンの場合、マニュアルモードでは、露出補正機能は動作しません。


●フラッシュ有りでニコンの場合、マニュアルモードでは、露出補正機能は動作します。
露出補正の部分は、露出インジケーターの基準を変えているだけ、つまり、動きますが実際には何もしていません。
調光補正の部分は、調光補正として動作しています。
露出補正機能=露出補正+調光補正を書き直すと
露出補正機能=何もしていない露出補正+調光補正となります。
何もしていない露出補正は実際には無いのと同じですので
露出補正=調光補正、となります。
むむむっ、ちょっと摩訶不思議ですが・・・
ミックス補正と書き直せば分かりやすいです。

ミックス補正=露出補正+調光補正
ミックス補正=何もしていない露出補正+調光補正
ミックス補正=調光補正

これなら理解出来ます???

フラッシュ有り・マニュアルモードでニコンの場合

フラッシュ有り・マニュアルモードでニコン・ソニー(連動型)の場合
露出補正も調光補正も、同じく、調光補正として働きます。

どちらでもカメラ内で起こる動作は同じです。

ニコン・ソニーの場合どっち使う?

ニコンの場合、調光補正よりも露出補正の方がお勧めです。操作がしやすいと思います。
AFを使っていれば、これで左手はカメラの操作を一切しません。
その為左手を、グリップから離す事が出来ます。ポートを持ったり、岩をつかんだり自由に使えます。

ソニーは、いかが?操作性の良い方を使ってくださいね。

まぁでも大した差じゃないので、お好きな方をどうぞ〜〜〜

ワイドでニコンでオート

ワイドの事は僕より詳しい人に聞いて下さい。念のため理論だけちょっと口出しちゃいます。

前提条件
●ニコンなど連動型の露出補正のカメラを持っていて・・・
●撮影モードで絞り優先・SS優先・ISOオートなどのオート撮影モードを使っていて・・・
●TTL調光も使っている人は・・・

ミックス補正((露出補正機能)=露出補正+調光補正です。

つまり、例えば後景の海の色を暗くするための露出補正(ミックス補正)を−1にすると、フラッシュの調光補正も−1になり、前景もアンダーになります。露出補正だけかけたい場合は、露出補正(ミックス補正)を−1にして、調光補正を+1にしなければ、純粋に露出補正だけが−1になりません。

これは陸上でも連動型のフラッシュ撮影の基本です。検索すれば情報がありますので確認して下さいね。

露出マイナス側の例を書いてみます。

  カメラの操作   結果起きる現象  写真の変化
ニコン    露出補正機能・−1
(ミックス補正) 
  露出補正・−1
調光補正・−1
露出がアンダーで後景アンダー
調光アンダーで前景アンダー
露出補正機能・−1
(ミックス補正) 
調光補正・+1 露出補正・−1 露出がアンダーで後景アンダー
調光は相殺で0
露出補正機能・−1
(ミックス補正) 
調光補正・−1 露出補正・−1
調光補正・−2
露出がアンダーで後景アンダー
調光−2アンダーで前景−2アンダー
  調光補正・−1 調光補正・−1 調光アンダーで前景アンダー 


  カメラの操作   結果起きる現象  写真の変化
 キャノン    露出補正・−1   露出補正・−1 露出がアンダーで後景アンダー 
   調光補正・−1 調光補正・−1 調光アンダーで前景アンダー
 露出補正・−1  調光補正・−1 露出補正・−1
調光補正・−1
露出がアンダーで後景アンダー
調光アンダーで前景アンダー

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