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第五章・ISO(3)より引用
| 第一章・調光補正には意図的な嘘として、書かれていませんが、第3の対処もあります。理論的には可能ですが実用性がありません。学ぶ必要もありませんが、興味がある方は、(閑話休題)を読んで下さい。 |
SSを遅くするという対処も理論上在ります。
ISO100・F16・SS1/250で、ハナダイの黒抜きを狙っています。カメラの考える適正露出は20個分でした。 青い自然光量はが2個でした。カメラはフラッシュに18個分光れと命令しましたが、七色のフラッシュ光はフル発光しても3個分しかありませんでした。被写体まで遠かったのでフラッシュ光が減衰してしまったのです。残り15個分光が足りません。
露出アンダーになりました。
SSを遅くしました。SS1/125にしました。窓のカーテンを開ける時間が2倍になったのです。青い自然光は2倍になりました。七色のフラッシュ光は変わりません。青い自然光は4個分に増えました。七色のフラッシュ光は3個のまま。合計7個。まだまだ露出アンダーです。
SS1/60にしました。青い自然光は8個分に増えました。七色のフラッシュ光は3個のまま。合計11個。露出アンダーはか少し解消されましたがまだです。この時点でかなり青被りしています。
SS1/30にしました。青い自然光は16個分に増えました。七色のフラッシュ光は3個。合計19個。露出アンダーはほとんど解消されました。(一個残ってるけど、HP上はOKにして下さい。)
さて、露出アンダーは解消されましたが・・・ものすごく青被りです。通常フラッシュ光が足りなくなる条件では、この様にものすごく青被りする場合がほとんどです。絵コンテ崩壊です。従って対処方法としては、理論上可能ですが、実際の海でやる事はないでしょう。
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