Ships Hunter 海熊 JOURNAL 8





2011.06.04 東京湾を行く東京汽船「志摩丸」と、その後方は“ENERGY ADVANCE”

ご存知の方はそれほど多いとは思いませんが、2011年10月22日に海保3管の訓練展示が東京湾で実施されます。
船艇は横浜港から出港する予定で、私は横浜港内から船艇の出入港を撮影しようと思っていました。
しかし…

天気予報では10/17発表の22日の降水確率が50%
        10/18発表の22日の降水確率が60%
        10/19発表の22日の降水確率が70%、日に日に上がっています。

このままではほぼ確実に雨が降るんだろうなぁ〜
海保船艇の出入港を撮るだけとは言うものの、撮影地は横浜港の海の上、雨風が強いのはレインスーツを着ることで我慢出来ます。
しかし、我慢出来ないのが撮影機材。

この日、午前中に客船が2隻入港予定です。
昼前からは海保船艇が次々と出港します。
そして夕方、海保船艇が次々と入港します。

海保、客船以外にも、この日は船舶の出入港があります。
晴天、無風、凪までは望みませんが、せめて曇天、弱風、波1.5m位で落ち着いてくれないかなぁ〜
たぶん無理なんだろうなぁ〜


コールサイン ZCBU6 船名  SUN PRINCESS 入港予定 10/22 06:45
総トン数 77,441.00 全長 261.31 船種  客船 検疫
登録日 10/19 13:44
国籍  バーミューダ(イギリス) 着岸舷
更新日 10/19 13:45
状態 調整 運航
船舶状態
  予定情報 決定情報 実績情報
航路  外航不定期 スタート 10/22 06:45
 
代理店  インチケープ 不定 着岸 10/22 07:45

船席  OS0BC 大さん橋ふ頭B号岸壁 離岸 10/22 20:00

移動先   荷役開始

 
前 港  大阪 仕出港  
次 港  SAIPAN IS. 仕向港  

コールサイン JBTQ 船名  ふじ丸 入港予定 10/22 14:00
総トン数 23,235.00 全長 167.00 船種  客船 検疫
登録日 03/16 13:35
国籍  日本国 着岸舷 左舷 更新日 10/17 10:12
状態 調整 運航
船舶状態
  予定情報 決定情報 実績情報
航路  外航不定期 スタート 10/22 14:00
 
代理店  MOLMO 着岸 10/22 15:00

船席  OS0CC 大さん橋ふ頭C号岸壁 離岸 10/22 18:00

移動先   荷役開始

 
前 港  SHANGHAI 仕出港  横浜
次 港  名古屋 仕向港  東京



2011年10月20日










2011.05.07 霧の横浜港。

子供の頃、ぷぁ〜ふぅ〜♪と聞こえてくると「豆腐屋さんが来た!」と分かったものだ。
舗装などされていない砂利道をオジサンがリヤカーを引きながらやってくる。
荷台には、多分ステンレスであろう金属で出来た水槽に豆腐が揺れていた。

声をかけると器用に右手で豆腐をすくい上げ、左手に持った薄い青色のプラ容器にそれを入れる。
私より前に生まれた先輩方は桶を持って買いに行ったらしい。
私はそれほど年寄りではない。(^∇^)

暫くするとリヤカーを引くのはビジネスバイクに代わり、やがては軽トラックになった。
軽トラックの豆腐屋さんは豆腐だけではなく、納豆や油揚げなども積んでいた。
そして最終的には移動販売をしなくなり、店売りだけとなる。

店売りの豆腐屋さんは“天然にがり”とか“国産大豆”などのふれ込みで、折からのグルメブームに煽られるように、いつもお客で賑わっていた。
暫くしてバブル経済が弾けると客足も減少していったようだ。
やがてはスーパーとの価格競争に負け、店を閉める豆腐屋さんが増えた。

私が小学生低学年の頃、学校へ行く途中、豆腐屋さんの前を通ると大きな樽に“オカラ”たくさん入っていた。
“オカラ”からは湯気が立ち、何となく優しい匂いがしたのを覚えている。
あの頃、父がよく“オカラ料理”を作ってくれたものだ。

豆腐一つをとっても、私が生まれてから現在に至るまで、販売方法から価格競争による様々な変革があったと思う。
世の中も不景気が続き世知辛い世の中になってしまった。
これだけ不景気が続くと“オカラ料理”もまた日の目を見るのではないだろうか。

そんな世知辛い世の中で微笑ましい出来事が最近あった。
8月も始めの頃、ぷぁ〜ふぅ〜♪と懐かしい音色が聞こえてきた。
豆腐屋さんが来た!とすぐに分かった。

「懐かしいなぁ〜」なんて思っていたら、近所の女の子が「お豆腐屋さ〜ん」と声をかけた。
景気よく「はぁ〜い」と返事をする豆腐屋。
「お豆腐一つ (一丁ではない) ください」と女の子が言った。

まるでタイムスリップでもしたようなノスタルジックな気分に浸った。
様々な物事が全て合理的、そして価格ありきの世の中で、こんな形態の物売りも懐古商法として成立するのではなかろうか。
次回は「豆腐屋と少女」なんて感じで写真を撮ってみたいものだ。

その“次回”が夏休みの終わり頃訪れた。
豆腐屋さんのぷぁ〜ふぅ〜♪という音色が聞こえてきたのだ。
「もしや…」思い、私はカメラを手にした。

豆腐の音色が徐々に近づいてくる。
玄関を出て撮影意欲満々で構えていると、少女が声を発した。

「お豆腐屋さ〜ん! 」の声に景気よく「はぁ〜い」と返事をする豆腐屋さん。

そして次に少女が発した言葉に思わず声を出して笑ってしまった。
「今、勉強中で〜す! 静かにしてください!」と叫んだのだ。
豆腐屋さんは返事もなく、その場をすごすごと通り過ぎて行った。

「また買ってもらえる」と期待した豆腐屋さんの気持ちと、カメラを持ち出し期待して構えていた私の気持ちは相通ずるものがあったように感じた。
子供には罪がないとは思うが、大人二人を翻弄するこの少女…将来どんな女性に成長するのだろう。
楽しみでもあり、また末恐ろしくもありと…感じました。


2011年10月19日









2011.06.04 東京湾を航行中のRORO船「むさし丸」。

柳ジョージさん死去。

柳ジョージ(本名・柳譲治、やなぎ・じょうじ)さんが13日までに死去していたことが分かりました。
若い頃からずっと応援していた横浜出身のR&Bシンガー柳ジョージさん。
コンサートには何度も伺いました。

実は「いつかはお会いして話がしたい」とずっと思っていました。
大学生の頃、毎週飲みに行っていたR&Bクラブの“ナイトアウル”。
その店のマスターが柳ジョージさんの先輩で、横浜でコンサートを終えた柳さんがよく顔を出すお店でした。

柳さんに会いたくて県民ホールでのコンサートが終わるとすぐに“ナイトアウル”に行って待ち伏せしていたものです。
結局会えず仕舞いでしたが、マスターが「柳のファンの子がよく来るんだよ」と柳さんに伝えてくれました。
そして、暫くしてリリースされたアルバムが“ナイトアウルクラブ”です。

大学生の頃から飲み始めたバーボンも柳さんの影響です。
いつも…今でも酔うと柳さんの曲を聴きながら古き善き横浜を想い耽っていました。
アメリカ煙草とバーボン、会った事もない柳ジョージさんが僕に教えてくれたものです。

当時、恋人だったカミさんと二人で聞くのは“コインランドリーブルース”。
売れる前の貧乏だった柳さんによく飯を喰わせていた喫茶“カトレア”にもよく行きました。
当時の痩せこけていた柳さんの写真を見せてもらったりもしました。

一番嬉しかったのは写真家“浜口タカシ”先生のお世話になっていた頃、
そこで知り合った女性に柳さんの肉声とギターを爪弾く音源をダイレクトにカセットテープに収めたものを頂いた事です。
世界に一つだけの僕の大切な宝物です。

63歳の若さで天に召された柳ジョージさん。
晩年は体調が悪く杖をついて歩いていたという柳ジョージさん。
でも僕の心の中ではクラブトンのように最高に格好良くギターを爪弾き、最高のブルースを聞かせてくれた姿がいつまでも残っています。

柳さん、男が男に惚れるって、なかなかない事ですよね。
お会いした事はないけど、柳さんは僕の人生の大半を一緒に過ごしてくれました。
本当にありがとうございました。

天国に行っても歌い続けてくださいね。
そしてあまり飲み過ぎないでくださいね。
柳譲治さんのご冥福をお祈りいたします。

2011年10月14日









2011.06.04 「風の塔」の沖合を航行中の東京汽船「薩摩丸」。

東京湾に浮かぶ人口島「風の塔」。
正式名称は「川崎人口島換気塔」。
その役割は名称の通りで川崎と「海ほたる」を結ぶ東京湾横断道路のトンネル部分に空気を送ったり、排気をしたりする施設。

東京湾には海保をはじめ人口島が結構多くあるんですね。
夜間航行中の船舶が衝突しないか素人ながら心配してしまいます。
ちなみに「風の塔」右側に見える平たい防波堤のようなもの(左側にも一部見える)は船舶の衝突から島を守る緩衝工です。

さて、本日の話題は「関門海峡で船舶を撮りたい」です。
なぜ突然そんな事を言い出したかと言うと、みなさんは関門海峡を地図で見た事はあるでしょうか?
地図を見ると、とても狭い海峡なんです。

この狭い海峡をたくさんの船舶が行き来します。
つまり真近で船舶撮影が出来るという事です。
船舶撮影を趣味としている者にとっては浦賀水道に次ぐ撮影スポットな訳です。

そしてこの海峡にはフェリーが運航されています。
その名も「関門海峡フェリー」。
片道13分、乗船料が片道200円。

一日中、関門海峡を行ったり来たりしています。
早朝から10往復乗っても4000円で済みます。
40分で1往復するので、2時間で3往復になります。

10往復なら6時間40分も海峡を行ったり来たりできます。
そして、回数券を購入すれば、10枚綴りにおまけで1枚付いてくるんです。
つまり、4000円で関門海峡を11往復(所要時間7時間20分)できる事になります。

朝のラッシュ時に6往復、夕方から日没までのラッシュ時に5往復。
日中はタクシーで門司港駅付近に戻りレトロな街を撮る。
こんな計画を考えました。

しかもです。
新幹線利用のフリープランなら40,000円弱のツアーでホテルまで確保できるんです。
調べれば調べるほど行きたくなってきました。

取り敢えずは情報収集です。
決行までには暫く時間がかかりそうですが、ぜひ実行してみたい撮影行です。


2011年10月13日









2011.06.04 東京湾を航行中の「第八勇亀丸」。

船 種 貨物船
船 名 第八勇亀丸
総トン数 499トン
全長 74.50メートル
機関の種類 ディーゼル機関
出力 735キロワット

突然ですが…
日本のメールアドレスの末尾 (TLD) には“.jp”と付きますが、では“.de”と末尾に付くメールアドレスはどこの国でしょう?
皆さんはご存じですか?

最初、私は“.de”だから「デンマークかな?」なんて思ったのですが…(^^ゞ
実はドイツの末尾 (TLD) だったんです。
私の知り合いに聞いたら「ベルギーじゃない?」なんて訳の解らない事を言っていました。(^∇^)

さて、なんでこんな事を聞いたかと言うと、なんとドイツからこのHP宛ににメールを頂きました。
とても嬉しいです。
ただ、語学力に乏しい私には何が書いてあるのか解りません。"(/へ\*)"))

そして、ドイツだからドイツ語に翻訳してみようと安易な考えでGoogleで翻訳してみましたが、
何となくは解るのですが、なんか中途半端な感じです。(^^ゞ
まぁ時間を掛けてのんびり翻訳してみたいと思います。

もしかして英語なのかな?(^∇^)
アメリカ海軍の少佐からお手紙 (メールではない) を頂いた時も大変だったなぁ〜(^^ゞ
書いてある内容はほぼ解ったけど大変でした。

出来れば日本語でメールを頂けるとありがたいんですが無理ですよね。(^^ゞ
それにしても韓国に続き、2回目の海外から頂いたメール。
とっても嬉しいです。


そして、今日はもう一つ書きたい事があります。
先日、カミさんと二人で買い物に行った時の事なんですが、カミさんが買い物をしている間、私は本屋さんに居ました。
何故か無性に“船の雑誌”が読みたくなったからです。

かなり大きめの本屋さんの端から端まで探したのですが「世界の艦船」しかありません。
小説や特集本は何冊かあったのですが、雑誌がありません。
結局、「決定版 決戦兵器 (歴史群像 太平洋戦史スペシャル 10)」という本を買ってきました。

太平洋戦争末期に作られた日本陸海軍の決戦兵器を特集した本なんですが、読みたかったものとはかけ離れていました。
まぁ当然と言えば当然なんですが…(^^ゞ
それにしても海洋国家である日本の本屋さんに「船の雑誌」がほとんど無いと言うのは如何なものでしょう。

パソコンや車、単車や音楽、旅雑誌は山程あります。
そんなに艦艇・船舶って人気がないのかなぁ〜
売れなきゃ作らないですもんね。

そんな事をしみじみ感じました。


2011年10月12日




                                                                      

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