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Ships Hunter 海熊 JOURNAL 4
2011.03.19 春の陽気が感じられる横浜港で大型フルコンテナ船とウィング・マリタイム・サービスの曳船“永代丸”
新しく買ったレンズの性能を確認しようと今回は一人で横浜港へ行きました。
そのレンズとは
EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMです。
「周辺光量落ちが酷い」と言う前評判どおり、広角側の開放は全滅。
しかし、望遠側はまずまずの出来です。
広角側も開放を使わなければ決して悪くありません。
使い方次第では逆にいい感じかもしれないです。
今まで
EF16-35mm F2.8L II USMと
EF24-70mm F2.8L USMを持ち歩いていた事を考えれば、重さの面で数倍楽になります。
こいつ一本でLレンズ2本分の画角をカバーしてくれます。
暫くはこのレンズで広角側は撮影しようと考えています。
写りの面では確実にLレンズより劣ってはいるけど、最近体力が落ちたのかレンズの重さが身に沁みるようになって来ました。
LレンズをやめてEF-sレンズを使うなんて、拘りを失くしたと言うか、歳取ったなぁ〜。゜゚(>ヘ<)゚ ゜。
考えてみたら、体力もかなり落ちたと感じるし、酒も弱くなったよなぁ〜もうすぐ死んでしまうのかな?
艦船の写真撮りながら死ねるなら本望かな。(^∇^)
2010.11.06 夕映えの頃、接岸支援を行う曳船(タグボート)
昔、山下橋のほど近くに「港」という喫茶店があった。
ドアを開けると正面に横浜港が見えた。
私が高校生の頃だから、もう30年近く前の話だ。
たいしたお金もない高校生だから、通って常連になるほどの余裕なんてない。
ただ、たまに行って正面の窓から見える景色を楽しみながら、飲めないコーヒーを啜るのが好きだった。
考えている事なんて「波が荒いなぁ〜」とか「今日は穏やかな海だなぁ〜」とか、その程度のことだったけど。
その喫茶店が実はつい最近まで営業していたことをある人から聞いた。
残念だと思った。
もう一度、あの店であのコーヒーを啜りながら、あの風景を見てみたかった。
そうしたら、あの頃の自分に戻れたような気がする。
悲しみも、辛さも、苦しみもない、あの頃の自分に…
2006.05.27 横浜ベイブリッジを後に港外に出ようとせんとす海上保安庁 巡視艇「のげかぜ」
本当にどこにでも連れて歩いた。
護衛艦にも乗せた。
巡視船にも乗せた。
フェリーにも乗せた。
今考えてみると本人の意思はまったく無視していたように思う。
それでも喜んで着いて来てくれた。
「つまらないか?」と聞くと「そんなことない」といつも言ってくれた。
本当はつまらなかったよな。
気を使っていてくれたんだよな。
ありがとな。
真冬の横浜ベイブリッジ。
寒風が吹くスカイウォーク。
お母さんが作ってくれたおにぎりと保温ポットに入れた麦茶と紅茶。
二人でむしゃむしゃ食べたな。
「おふくろのおにぎりは最高だな!」って、微笑んでいたのは2年前の冬だったな。
夢中でシャッターを切るお父さんの横で微笑んで待っていたくれたよな。
あの時飲んだ紅茶、温かくて美味かったな。
本当は寒くて嫌だったんだよな。
ごめんな。
お父さん、馬鹿で本当にごめんな。
ベイブリッジを見ると、いつもあのときの事を思い出すんだ。
只々、ボォ〜っと眺めながら…想い出すんだ。
2011.02.26 横浜港で活躍中の曳船「鳥海丸」と遠方に見える富士山。
冬の空気が澄んでいる期間だけ富士山が綺麗に見える。
海上の船舶もディテールがシャープに見える。
このシーズンは艦艇・船舶撮影に適している季節だと思う。
それでも2月も後半になると、春の足音が確実に聞こえてくる。
天気予報では予想できなかった急激な気温の上昇。
すると瞬く間に海上にガスが発生する。
こうなると艦艇・船舶撮影どころではなくなる。
冬の間、着用していた防寒着が少し暑く感じ始めた頃、冬の撮影シーズンが終わりを告げる。
これからは撮影に行っても、何も撮らずに帰る日が少しずつ増える。
2011.02.02 横浜港に入航せんとす HANJIN GENEVA
雨が降ったから…
風が強かったから…
頭が痛いから…
風邪気味だから…
言い出したら切がない。
何故その現実を克服する方法を考えないのか?
それともあなたは働きたくないのか?
ならばまずここを去れ!