Ships Hunter 海熊 JOURNAL 5





2011.04.05 横浜港を行く油槽船「ペトロスター」

被写体となる小型船舶を間近で撮影していると気まずくなる事があります。
乗員が撮影している私をジッと見詰めるんです。
相手が可愛い女性なら言うことはないのですが、浅黒く日焼けしたオジサンに見詰められるのは辛い。

もちろんオジサンも私に好意を持っている訳ではなく、「なんで撮るんだ!」と言った気持ちなのだろう。
ファインダーを覗いているうちはまだいい。
一度でもファインダーだから眼を離し、オジサンと眼が合ったりすると何となくぎこちない。

大型船では距離があるので、そんな事はないのですが、小型船だと距離が詰まるため、そんな事が良くある。
この画像を見るとオジサンは小さく写っていて気にする程でもないですが、実際の距離はオジサンの表情が見て取れる。
画像では船尾付近に居るオジサンが、この後船首に向かって歩いてくる。

ジッと見詰め合うオジサンと私。
ぎこちなく見詰め合う数分間が何とも長く感じる。
オジサン…あなたが可愛い女性だったら、私はとても嬉しいのだが…(x_x;)









2011.04.05 横浜港を行く、自動車専用船「BALTIC LEADER」の横を行く押船「第18三協丸

日が暮れてからコンビニに買物に行こうと車に乗りました。
4月も16日となると車内が少し蒸し暑い感じがする。
窓を開けて車を走らせると何とも気持ちがいい。

「このまま少し遠乗りをしようかな」なんて思いました。
春風の臭いを嗅いでいると何故か免許取立ての頃を想い出します。
29年前…我が家の自家用車はマツダのファミリアでした。

そうです。
映画「幸せの黄色いハンカチ」で武田鉄矢が桃井かおりと高倉健を乗せて走ったあの車。
色は赤ではなく白だったけど、まったく同じ車です。

父、母に次いで普通自動車免許を取得した私は運転したくて仕方なかった。
夜中にこっそり起き出し、玄関の下駄箱の上にある鍵をそっと持ち出し、目的もなく只どこまでも走り続ける。
日中では考えられない程、道は空いている。

免許取立ての私にとっては大変都合の良い道路状況。
窓を開け心地よい風を浴びて走る国道16号線。
大人ぶってタバコを吸いながら運転する。

本牧にあるハンバーガーショップ“ゴールドラッシュ”でコーヒーを飲む。
元町を抜け、山下公園、新港埠頭、日本大通りを抜け、伊勢佐木町、福富町、野毛、黄金町を通り帰宅する。
「俺って大人じゃん!」なんて高校生の私は喜んでいた。

今夜はコンビニに行っただけだけど、春風を浴び、春の臭いを感じたら遠い昔の事を思い出しました。
そう言えば、家族を乗せドライブもしたなぁ〜
助手席に親父、後部席に母と弟を乗せて…父と母の顔が嬉しそうだったのを想い出しました。
戻れるものなら、あの頃に戻って、もう一度人生をやり直したいな。









2011.04.05 横浜港を行く、押曳船「せと丸 二号」に押される土運船「第一松山丸」897t。

今週、水曜日(2011.04.06)の夜中に発症した「尿管結石」による激痛。
カミさんを起こし、座薬を挿入してもらう。
と、同時に石を溶かす作用のある薬と痛み止めを飲む。

こうして書くと簡単に対処しているように感じるかもしれないが、初めて発症した時は「死ぬかと思った」と言っても過言ではない。
これも夜中だったが、救急車を呼んでもらい、救急病院に向かった。
しかし、救急車の中で揺らされているうちに石は膀胱に落ちた。

痛みは嘘のように消え救急病院からカミさんと二人、タクシーで帰宅した。
しかし、翌日の朝、またもや激痛に襲われた。
一日我慢したが、結局痛みは取れず月曜日に検査入院した。

何度もこんな事を繰り返しているうちに名医と知り合う事が出来、緊急対処の薬は我が家に常備されている。
痛みを感じ始めたら、毎回この対応をするだけで事無きを得る。
そして最後に今回出てきた“石”をご覧頂こう。

こんな立派な石が尿管で発生し、膀胱に落ち、尿道を激痛を伴いながら出てくるのである。
堪ったものではない。
おちん○んを通過している時の激痛と出血を伴う苦しみは経験した者でなければ分からない痛みだ。









2011.02.02 本牧に入港せんとす HANJIN GENEVA

このホームページを見に来て下さった方々を“アクセス解析”させて頂いている。
何が気になるのかと言うと「どの地域の方にご覧頂いているのか?」と言うこと。
北は北海道から、南は鹿児島まで。

何故か沖縄はない。
その代わりと言っては何だが、海外からご覧頂いているケースも多々ある。
何となく嬉しいのであるが、日本語が読める外国人なんだろうか?

それとも海外にいる日本人が見ているのだろうか?
そんな事をあれこれ考えていると何故か楽しい。
どこの誰かは分からないが、日本国内はもとより、海外の方々にもご覧頂いていると思うと、とても嬉しいし、遣り甲斐も出てくる。

ご覧頂いている皆さん、ありがとう。









2011.03.25 派手な赤色の船体と、すれ違う海保の巡視船の白色が対照的だ。

普段、車にばかり乗って移動する私にとって、電車での移動は現在の世の中を知る絶好の機会となる。
今日(2011.03.27)は久し振りに電車に乗って移動をした。
駅に着いてまず驚いたのが構内の照明が薄暗いこと。

「ここでも節電をしているんだなぁ〜」と、まずは震災の影響を肌で感じた。
改札を抜け、次に驚いたのがエスカレーターが全て止まっている事。
「若い人はいいが、お年寄りや障害のある方は大変だろうなぁ〜」なんて思っていると、エレベーターは限定的に動いていた。

そして、地下鉄のホームに降りると、ここもやはり照明がかなり落とされていた。
昔、映画で見た第二次大戦中、独逸軍の空襲を受けていた頃のイギリスの地下鉄を思い出した。
地下鉄を降り地下街に向かって歩いていると、身体に障害を持ったオジサンが松葉杖の先端が四つに割れたような器具を振り回しながら向かってきた。

みんな驚いたように避けていた。
オジサンは「なんでエスカレーターを止めるんだ!!!」と、もの凄い剣幕だ。
確かにオジサンが怒るのも無理はないが、なにも他人に怒りをぶちまけなくても良さそうなものだ。

案の定、地下街もスーパーも節電のため照明をかなり落としていた。
いつもの専門店で“EARL GREY LEAF TEA 200g”2缶と“333ビール”3本を購入し、店に預かってもらった。
知り合いの靴屋さんに顔を出し、店長に「昼食代わりの日本酒付き」に付き合えと言ったが断られた。

一人で寿司屋に行き、日本酒4合と寿司にツマミを頂いて、カミさんにお土産の鳥料理を買い、専門店に預けた商品を受け取り帰ってきた。
震災の影響は自分が想像していたより深刻で、自分も今まで以上に節電に協力しようと思った。
早く復興が完了し皆が今まで通りの生活に戻れる日が来る事を切に祈った一日だった。




                                                                      

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