●○● 2002年5月の日記 ●○●

〜癒し系を目指したり、紳士として買い物をしたり、粘着力にがっくりきたり〜


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02.05.01 wed 見よ、キーワードの威力!

 地方自治体とかNHK、市民団体が好きなキーワードの双璧は「さわやか」と「いきいき」じゃないでしょうか。

 この二つの言葉には、非常に強烈な“雰囲気の軟化作用”があります。ええ、さっき気づいたんですけど。
 どんなに重々しい言葉でも、深刻な社会問題でも、この言葉と一緒に使うと一気にフニャけた感じになっちゃうんですよ。

【主要先進国さわやか首脳会議(さわやかサミット)】
 初夏の陽光まぶしい海岸を駆け抜ける各国の首脳たち。まだ冷たい海水のかけっこや、砂遊び、ビーチバレーに興じる青春のサミット!
 そして美しい星空の下で語りあう世界情勢。「お前の好きな国ってだれ?」「もしかして隣のクラスのイスラエルかよ!?」。そんな会話も交わされることだろう。経済的に悩みのある首脳には、熱い情熱で議論し、殴りあい、和解する。それが若さだ。主要先進国の特権だ!
 各国首脳。今キミたちは美しい。

【いきいきD.V.(ドメステイック・バイオレンス)】
 21世紀の家庭内暴力は、もっと明るく楽しくヴィヴィッドに!!
 夫の鉄拳攻撃をするりとかわして炸裂する妻のカウンター凶器攻撃。夫も負けじとビンタをくりだせば、家庭内に広がる陽気なバイオレンス! 夫婦間の暴力は、今まさにルール無用の真剣勝負。手加減なんてまっぴらごめん。こんなにもいきいきとした夫婦を見れば、裁判長だってお手上げかもね。ファイトマネーはもちろん慰謝料。獲得するまでは、一瞬も気は抜けないゾ!

 いやはやまったく、この二大キーワードの威力には驚くばかりです。

02.05.04 sat トレーニングの果てに

 もうこうなったら“癒し系”になりたい。

 そしてみんなから「隊長って癒し系だよねー」とか言われて、チヤホヤされたい。

 ここで問題になるのが、どこでトレーニングを積めば癒し系になれるのか、ということだ。

 井川遥さんなんかは、きっと『癒しの穴』とも言うべきトレーニング施設で訓練を積んだのだろう。

 「その笑顔で癒されるヤツがいるか!」と鬼コーチに怒鳴られたり、癒し力を鍛えるウエートトレーニングとか、ウサギ跳びもしたんだろう。先輩のイジメにも耐え、ライバルとの勝負にも打ち勝ったに違いない。でなけりゃ、あんなに写真集が売れるはずがない。そうに決まっている。

 そんなスパルタ特訓についていけるかどうかは分らないが、とにかく歯を食いしばって頑張りたい。

 月謝だって、1万くらいなら出してもいい。
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ゴールデンウイーク後半は、『だらける』ということを極めんと、ひたすら真摯な態度でだらけております。
もう少し、もう少しで『だらけ』の神髄にたどり着けそうです。

02.05.06 mon そっちの趣味はないというのに

 連休も最終日ですねえ。

 ボクは千葉県市川市の原木中山から、東京都足立区の実家に2日ばかり帰っておりました。このプチ帰省の内容は、町内会の旅行に行っている両親に頼み込まれての留守番&犬の世話という、それはもう豪華絢爛たる休日だったわけです。

 で、本日夕方になりマイタウン原木中山に戻ってきたのですが、駅前の駐輪場に止めてある自転車を見ると、ああ、なんてこった! サドルにそれはそれは白い鳥のフンがベッタリと!!

 ティッシュをとりだしふき取ろうとしたのですが、カペカペに乾燥したそのフンはなかなか取れやしないのです。

 泣く泣くサドルに座らないように立ちこぎで部屋まで自転車を進めていたのですが、なんか走っている途中でいやな感触が。

 なんか、踏んじゃったみたいなんです。犬のを。

 最後の最後になって、そっち方面で“黄金”週間を満喫してしまったボクのゴールデンウィークなのですよ。はい。

02.05.08 thu 星空に誓う 

 街中でとんでもなく短いスカートの女性が、その下に黒いスパッツをはいていることがある。

 そんな時、ボクは決まって

(ズルだ!)

 と、熱く鋭く心の中でつぶやいてしまう。

 女性には女性の事情もあろう。ファッションなのだろう。そういうものなのだろう。それっくらいのことは分っている。

 しかし、「おぉ」と期待をこめて見つめてしまったボクの視線はどうなる! いや、はっきりと言おう。やり場を無くしたのはボクの視線じゃあない。淡い期待がムッチリとつまったピュアな感情……

 すなわち“男の純真”だ。

 それを踏みにじってまでなにがファッションだ。 なにが人類愛だ! なにが銀河の平和と協調だ!!

 スカート下の黒スパッツ。それに対する怒りを持ち続けることを、ボクは今ここに誓う。

 人類と銀河のためにも。
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日本版『サバイバー』を、毎週ビデオにとって見ています。ボクなら真っ先に追放するのは“ネプチューン”かなあ。

02.05.11 sat 紳士、スーパーを行く

 スーパーに入店と同時に軽やかな手つきでカゴを手にする。
 店内での歩みは早くもなく、かといって遅くもない。しかも他の買い物客の邪魔にはならないように
スルリと華麗に通り抜ける。

 野菜売り場、鮮魚売り場、肉類、豆腐、卵。

 流れるように移動しつつ、的確に本日の献立の材料をキャッチ。ことはスムーズにすすめる。

 しかし特売品を見つめる視線はあくまで鋭く、伸ばす手は荒々しく、動物的に、かつアグレッシブに。

 一切の無駄を省いたハードボイルドタッチの行動。これこそがスーパーにおける紳士の道。今まさにオレは光っている。しびれるほどにピカピカだよ、オレ。

 しかしここで気を抜いては紳士失格。レジでの支払いを華麗に決めてフィニッシュだ。

 そしておとずれる魔の瞬間。特売品のラベルの不備で、売り場にダッシュするレジのおばさん。鋭く突き刺さる、後方にならぶマダムたちの熱視線。店内に鳴り響く業務連絡。

 なんてこった! ダンディズムが、紳士としてのダンディズムが台無しだ……。

 夕暮れの中、肩を落として家路につくオレなのだ。

02.05.12 sun マイタウンへのあきらめと半笑い

 自分の住んでいる場所が大好きな人っているでしょう。

 そういう気持ちは、ボクにはさっぱり分らないんですよねえ。まあ死ぬなら生まれた日本じゃなくて、地球の裏側の南米で死にたいという人間です。そんなスイートな感情など分らなくて当然ですけど。

 で、ボクが今住んでいるは、千葉県市川市、東西線・原木中山駅近くの町なんです。

 この原木中山に住んで9年目なんですけど、どーにもこーにも、この町が好きだ! という気持ちになるのは難しいんですよねえ。

 そんな気分のいい町じゃありません。

 でもですね、愛してはいないんですけど面白いんです。この町。なんだか異常にノラ犬やノラ猫が多くて、海が近いせいか細かい砂でほこりっぽくて、ガラの悪いガキんちょが道路に座ってて、アホな物体が密度濃く散乱しているこの場所が。

 バカ丸出し。

 これが原木中山に対するボクの素直な感想です。

 そんな感想を、このサイトの記憶にとどめる原木中山MANIACSを本日更新いたしました。よろしければボクの住んでるこの町の脱力感をともに味わってみてはいかが?

 バカって面白いんだぜ! ってな感じですか。

02.05.13 mon 「美味しい」と言うな。「うまい!」と言え!

 今日のビストロスマップに出ていた宮迫さんの食べっぷりは、見ていて気持ちがよかったなあ。
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 ボクは美食って言葉、嫌いです。

 ハンドルネームからして飲酒隊の隊長なんて名乗っている人間ですから、食べることと飲むことは大好きです。

 でもですね、ボクが望むのは美味しいものを食べて、美味しいものを飲むことじゃないんですよ。おいしそうに食べて、おいしそうに飲む人と一緒にメシを食って酒を飲みたいんです。で、ボクも「ウメえなあ、これ!」って言いたいんですよ。

 多分その時の味は「美しい味」じゃないです。「強い味」です。

 空腹時にかきこむ夕方の立食いそば。冬の午前中、自転車に乗りながら食べる肉まん。とろけそうに暑い夏の日にペットボトルに直接口をつけて胃に落とす炭酸飲料。

 これって強いです。美しくはないけど、強い味です。

 「おいしい」じゃなくて、「うまい!」っていう感じ。

 これぞ飲酒隊の進むべきベクトル。品性放置の快楽主義。

 つーわけで、ボクは固っ苦しい食事の席は大嫌いだし、気取って食事に論評加えるのも好みじゃないんです。

 コンビニの前で、カップラーメンをバフバフすすっている高校生を見ると「ああ、ラーメンはコンビニ前でインスタントをすするにかぎるなあ!」なんて思ってしまいます。はい。

 食欲、性欲、睡眠欲。欲っていう脂っけを抜いたのが粋っていうんなら、粋なんていりませんよ、ボクは。

 なんか食い意地張ってるだけみたいな今日の日記レーザーですけど、まあこういう日もありですか? ないですか? そうですか。

02.05.14 tue 探求心、研究心、チャレンジスピリッツ

 仕事を終え、部屋に戻っての喜びビッグイベント。すなわち『ビールをゴクゴクの一時』のために、帰宅したらすぐ風呂を沸かし、さっぱりと体を洗うのが大好きです。

 で、ボク的順序として、頭をガシガシ洗った後に体を洗うんですけれども、世の男子たちよ、ここでムクムクと研究意欲がもたげませんこと?

 デリケートかつナイーブな己の下腹部を洗浄するときに、伸しますでしょう。あの部分の皮を。とくに袋部分なんて、自分でも「ま、まさか!」と思うほどの伸縮性を見せるじゃないですか。

 温水に浸かったことにより、これほどまでの伸びを見せるとは! なんて気分はまるでプロジェクトX。『男は皮を伸ばすその手をとどめることはなかった。いや、できなかった』てな感じです。

 で、「どうせならシワのシワの、そのまたシワの深部まで清めよう。清潔第一、さっぱり感覚でナイスなビールタイムを迎えるオレって、やっぱり輝いてるよね!」って思いません? 思うでしょう。

 そんな勢いまかせのチャレンジの結果が「あ‥‥、あだだだだああ!」なんていう傷つきタイムになることも、まあタマにあるけれど、どこまで伸びるのかっていう、そういう興味をなくすのは男子には無理ですよね。だって本当によく伸びるんですから。

 チャレンジ精神。それこそが人類の進歩の礎。

 この『伸す』という行為こそが、人類のさらなる幸福への一歩となるのかもしれないのだ! いや、なるのだ!
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「もう殺せ! 俺を殺せ! でも助けてくれ!」と見事なオチをつけてわめいている酔っぱらいをJR飯田橋駅で目撃。この叫び、まったく意味不明だけど、なんかよく分かる。うん、よく分る。

02.05.18 sat 春の装いは中華の誘惑 

 今日のニュースに、個人情報保護法案に反対する作家やジャーナリストの集会の映像が流れていました。

 法律の内容はもちろん重要ですが、それ以上に気になったのが、集会に出席していた中の数人が確実にヅラだったということです。

 個人のプライバシーと表現の自由に深くかかわるこの法案に対し、真剣に抗議するヅラスティック・メンバーズ。その情熱の根源は、謎めいた頭頂部にあり! かもですぞ。
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 フリルブラウスっていうんですか。
 女性のブラウスで前の部分が大きめのヒラヒラになっているやつがあるでしょう。

 ←こんなの

 いつも思うんですけど、この服ってなんかギョウザみたいですよね。合わせ目の部分とか。

 酔った勢いで、「ギョウザみたいでとってもステキな服ですね(ニッコリ)」とか言わないように気をつけねば!

 そう熱く心に誓う5月の深夜。

02.05.18 satその2 さらば、エロスよ 

 少年ジャンプの黄金時代を支えたマンガに特徴的なのが、話が進むにつれ敵の強さがインフレーションを起こすことだ。

 例えば番長ものだったらこんな感じ。

 高校の番長と対決→ その黒幕である日本一の番長と対決→ 世界番長トーナメントへ突入→ 地球の代表として宇宙の番長たちと対決→ “番長の神”との対決→ これ以上強い敵がいないために話題がもう一度自分の高校へと戻り、なんだかうやむやのウチに連載終了。

 ところで、この敵のインフレについて考えていたときに、ふと頭の中に奇妙に類似したものが出てきた。

 それはグラビアアイドルの“胸の大きさ”だ。ボクはあんまり大きすぎるカップは、その存在そのものに圧倒されワリと苦手なのだが、それでも一男子として注目を注がないわけにはいかない。

 雛形あきこレベルの時は、素直に喜べた(高校番長に圧勝)。佐藤江梨子の時はかなり苦しかった(日本番長に苦戦)。そして小池栄子にいたっては、その圧倒的な戦闘力、いやカップ数にたじろぎっぱなしだった(世界番長に大苦戦)。

 で、MEGUMIだ。なんとこの人、Hカップもあるんですぞ、あんた。もはや人類の常識外だ(宇宙番長レベル)。もうダメだ。素直に喜ぶことができない。ツライ。

 でも大丈夫! この手の戦いでは宇宙の番長と戦うときは、世界中の番長がともに戦ってくれるものなのだ!

 世界中の巨乳たちが手を取り合い、友情パワーで宇宙巨乳と対決。ラストは巨乳軍団vs.巨乳の神の、宇宙空間での壮絶なバトル。

 そこにはもはやエロスはない。あるのはただ圧倒的なインフレを起こした“カップ数=正義”という価値観のみ。

 ‥‥なんか面白そうなので、映画化熱烈希望!

02.05.19 sun メディカルの険しき道のり

 しかしつくづく日本人は“道”が好きなんだなあ、と思う。

 あ、ボクが言っているのは剣道とか柔道とかの道ですよ。
 アイ・ラブ・中山道! とか、東海道の渋さが分らない奴はしょせん二流! なんていう激しい道マニアの人には申し訳ありません。

 剣術は剣道になって、柔術は柔道になる。元々は娯楽の一つだった生け花やお茶も華道、茶道になりました。野球道なんて大げさにおっしゃるオッサンもいますでしょ?

 日本人はスキルである“術”から、礼儀を重んじ、生きるための指標とさえなる“道”への昇華っていうのが好きなんでしょうね。

 でも、術のままであって欲しいものもあります。

 例えば手術とかが『手道』なんてものになったら、こりゃ大変。

 緊急に緊急を要する患者を前にしても、まずは深々と一礼。
 重々しくも「メス」と声を発し手渡されるのは、竹でできた切れないメス“
竹メス”だ。もちろん直接相手を切るのは道の精神に反するから、皮膚に触れないようにしての“寸止め切開”。一つ一つの動作には「うりゃぁぁっ!!」という裂帛の気合をこめる。

  礼を重んじる流派なら、患者にも防具の着用を求めてくるに違いない。防具を付け手術台に横たわる急患と、白衣に黒帯(医師免許)を巻いた手道の先生の熱き戦い‥‥。

 あくまでも心清く、あくまでも正しく道を極めんとすればするほど患者の命は風前の灯。

 そして患者の命がつきれば、またまた深々と一礼し「ありがとうございました!」と感謝の意を表明する。見よ、この手道の殺傷能力!

 殺してどうする。

02.05.20 mon げっ歯類に助けられる夕刻

 今日の夕方のこと。

 仕事先での打ち合わせ終了後に、近所の喫茶店で仕事先の人々とコーヒーなどを飲んでいた。ほんとはビールが飲みたかったのだが、ぐっとガマンした。まったくもって正しき社会人だぜ、オレってば。

 その喫茶店に入ったのは、ボクを含めて総勢5人。あたりさわりの無い話をポツリポツリとしていた時に、なにやら一人の女性が熱い口調でボクの属している業界の問題点などを語りだした。

 この女性は2001年11月6日の本欄にも登場した人で、とにかくポジティブでアクティブという、ボクの苦手なタイプの人なのだ。

 仕事量の低下、人材難、新たにできる法律と業界の関わり、そして話題は日本の政治経済にまで発展しそうな勢いだった。

 やばい。こんな話を聞かされたら、今日の夕方からの酒がまずくてしょうがなくなってしまうではないか!

 そう感じたボクは、彼女のマシンガンのようなトークの合間に、場の真面目度数を低下させようと行動を開始した。 

 熱く真面目な彼女のトークの合間に発せられる、ボクのスポンジのようにスカスカなトーク。2度3度と攻撃を出しあった後に、ボクは「今、多摩川にヌートリアっていうでっかいネズミの仲間が繁殖しているらしい」という話を出した。

 ‥‥反応アリ!

 その後の場は、各自の好きな動物とか嫌いな動物の話題になっていったのだ。

 ふう。助かったぜヌートリアくん。フォースのダークサイドである“真面目パワー”から、ボクを救ってくれてありがとう!

02.05.22 wed 辛い! その祭典は4年に一度です。

 キムチってばスポーツと似たり寄ったりじゃありませんこと?

 さあ、こういう感じでおカマっぽくしゃべってみたりしていますがどうでしょう。分りませんか? すんません。酔ってるんです。

 以下、ボクの分析結果を読まれよ。

 

スポーツ

キムチ
・発汗作用 心拍数の上昇に由来 カプサイシンに由来
・酸っぱい匂い 汗の香り 乳酸菌の作用
・努力の内容 トレーニングの質と量 醗酵材料の質と量
・成功すると 金メダル(オリンピック) 金メダル(モンドセレクション)

 どうです。モンドセレクションのあたりに、ただ事ではない説得力が潜んでいるとボクのセンサーがビンビン反応しているのですが、いかがでしょうか? ‥‥すんません。酔ってるんです。
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たのむからオレの目の前で、スマスマの話題なんか出してくれるな。たまに見るんだけど、ほとんど笑ったことないんだよ、あの番組で。

02.05.23 thu イタリア政府も公認したまえよ

 キャラの立った語尾はいい。そんな感慨にふけったりする初夏の深夜ですのことよ。

 ドカベン殿馬の「〜ズラ」。コロ助の「〜ナリ」。いずれもその言葉尻がキャラクターのアイデンティティとさえなっている。

 そこでボクが本日考えたのが、究極の天才キャラクター“ダ・ビンチくん”だ。

 彼は何かにつけてこう言うだろう。

  •  モナリザのほほ笑みはとっても神秘的なんダ・ビンチ!
  •  ヘリコプターの元祖はボクなんダ・ビンチ!
  •  ああ! もれそうなんダ・ビンチ!

 このキャラで、一発ボクと儲けることを切望するマネーの虎の出現を、切に望むものなのダ・ビンチ!
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昨日の日記レーザー、死ぬほど面白くないですね。反省しきり。あ、それとオレのツバ更新です。例によって短期間で消滅します。

02.05.25 sat 俺のパスを受け止めてくれ!

 ワールドカップも差しせまっている。もはや「はあ、サッカーねえ‥‥」などといったふ抜けた姿勢は許されないんではないだろうか?

 でもボクのようにサッカー知識が赤点レベルの人間は、話題についていくだけでも一苦労。
 代表選手の名前なんて3人くらいしか知らないのに、オフサイドなんて専門用語を持ちだされた日には、夏休みに半笑い半ヒキツリで補習を受けていた高校時代に引き戻されてしまう。

 なにか、なにかないのか! 一発逆転テイストに、この世間の流れにまぎれこむ方法は! サッカー好きの女性とキャイキャイ楽しげに語りあえる方法は! サッカーでモテる方法は!

 ‥‥‥‥‥‥‥‥(隊長ただいま絶賛思案中)

「あのさ、マスターカードのCMで、ブレザーを交換している女子高生って明日どうなるのかすっごく気になるよね!」

 これがみっちり10分ほど考えて、ボクの脳がひねり出した精一杯のサッカートーク。

 なんだ、なんだ。この漆黒の闇に包まれたサッカーグラウンドで、ただ一人、素っ裸のまま大の字で横たわっているような敗北感は。

02.05.27 mon カーボ・プライド・ストーリー

 例えばあなたが小麦粉だったとする。

 おっと! 最初の一文を見て「だめだこりゃ」といかりやチックにブラウザの戻るボタンを押してはいけない。

 とにかくもうあなたは小麦粉なのだ。袋に収められ、船倉で世界のどこかに輸出されるであろう小麦粉なのだ。
 しかしあなたの胸の内には誇りがある。それは米、トウモロコシと並んで「自分は世界三大主食のひとつなのだ!」という気高い想いだ。

 さて、自分はどうやって人々のエネルギーになっていくのだろうか。香ばしく柔らかいパンだろうか? 様々なソースとタッグをくむパスタだろうか? 子どもたちに笑顔で喜ばれる甘いケーキだろうか?

 楽しく熱い想いに胸躍らせていたあなた(小麦粉)がついた場所は日本だった。しかもソバ屋だった。

 おお‥‥なんたる運命のいたずら。あなたに与えられた使命はソバのつなぎだったのだ!

 荒涼たる大地に育った卑しい出自のソバの中に身を潜ませ、世界三大主食の誇りも奪い取られ、望まれているのは“粘着力”のみ。

 あなたは(小麦粉)は愕然とする。打ちのめされている。

 そんなあなたに一筋の光明をそそぐのがサッカーだ。サッカーはいい。なぜならサッカーでキーポイントとなるのは攻撃と守備を結ぶ“つなぎであるMF”だからだ。

 そして時は流れた。

 あなたは今、盛り蕎麦となって客の口に運ばれる寸前だ。その店内ではワールドカップのテレビが放映されている。

 つなぎの晴れ舞台。MFこそ試合の要であるワールドカップ。8対2でソバにまみれたあなた(小麦粉)にも、テレビの中の“つなぎ”たちの活躍が輝いて見えることだろう。

 つなぎであることの誇りと喜び。それを感じながらあなた(小麦粉)は客の口の中に投入される。

 最後に聞こえた言葉はこうだ。

 「んだよ、粉っぽいソバだなー。つなぎだらけかよ!」

 人生とは、かろやかに残酷なのだ。

02.05.30 thu レッツ・フーリガン!

 今のフーリガンは手ぬるい。これがボクの率直な感想だ。

 いやいや、勘違いしないでほしい。ボクが言っている“手ぬるい”とは、サッカー以外のスポーツ選手が「日本代表。それと各国代表の選手たち。世界最大のスポーツの祭典である、ワールドカップでがんばって!」などとぬかしているフヌケた現状についてだ。

 バカぬかせ! 今こそ立ち上がらんでどうするのか!

 自分たちがが命と魂をかけて取り組んだ競技が、サッカーなんかに負けていいのか!

 YAWARAちゃんは今こそ日本代表チームの宿舎に乗り込み、選手たちを背負い投げ、体落とし、内股で粉砕するべき!

 武豊騎手はG1馬に騎乗し、横浜スタジアムへ乱入してフランス、イングランド、アルゼンチン各代表を踏みつけろ!

 室伏選手は韓国に乗り込み、開会式にハンマーをブン回して会場すべてを破壊せよ!

 卓球、ハンドボール、カバディ、綱引き。そんな世界中の注目レスの世界選手たちよ!

 今こそワールドカップに挑戦状をたたきつけ、真の怒れるフーリガンとなって、恐怖と狂気により世界の目を自分たちに引きつけるべきではないだろうか!

 叩き潰した後? そんなものは、もちろん知らん!


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