鷲羽岳 ( 鷲羽岳:2,924.2m ) 2015.9.14-16 登山 (登頂は 15日)



【PHOTO & 記録 鷲羽岳 8】

そして、7時9分、 鷲羽岳頂上に到着。
頂上には誰もおらず、独占を喜びたいところだが、ガスが多く漂っているため、喜びも半分である。

展望としては、南南西の方向に 笠ヶ岳がわずかにその頂上部分を見せており、 南南東に 槍ヶ岳がガスの中に そのシルエットをボンヤリと見せているだけである。
反対側 (北側) には 水晶岳がガスの中に少し浮かび上がっているが、 すぐに流れるガスに消えてしまうという状況である (写真)

暫く待てば状況が変わる可能性があるので、冷たい風が結構 強く吹く中、頂上で 1人待つ。

すると、ガスの中、周囲に太陽の光が当たり始め、 今度は自分がその中心となるブロッケンが現れたのであった。
このパターンは、先に述べた 赤石岳と同じである。

消えては時々現れるブロッケンを狙って写真を撮りながら 10分程頂上で待っていると、 何と嬉しいことに周囲のガスがドンドン流れ始め、展望が広がり出したである。
これには興奮、写真を撮りまくる。

まずは、北の方向にワリモ岳、 水晶岳がガスの上に浮かび上がり、 時間が経つに連れて、下方のガスも消え始める。
そして、それに連れて、水晶岳の左に 薬師岳が姿を見せ始める。
ただ、そのさらに左にあるはずの 黒部五郎岳、 三俣蓮華岳は相変わらず雲の中である。

写真 中央の山が 水晶岳
水晶岳の左手前に見えているズングリとした山は、ワリモ岳である。
スーッとガスが引いていく様子は、本当に感動的である。

上述したように、三俣蓮華岳方面は相変わらず雲の中であるが、さらにその左側の 笠ヶ岳とその周辺においては、 ガスがドンドン引き始めており、 笠ヶ岳、そしてその左下方の双六岳が徐々に姿を見せ始めている。
こちらから見る 笠ヶ岳は、抜戸岩辺りから見る姿よりも横幅が狭く、少し違和感を覚えてしまう。

写真 中央の山が 笠ヶ岳
その左下に見え始めている山は双六岳である。

笠ヶ岳の左側はまだ雲が多く、 本来見えるはずの 御嶽乗鞍岳焼岳などは全く見ることができない。
しかし、その雲の一団のさらに左には、先程まで全く見ることができなかった 穂高連峰が雲の上に浮かび上がっている。
但し、西穂高岳はまだ雲の中である。

写真では、中央の山が奥穂高岳。その右にジャンダルムなどが続く。
奥穂高岳の左斜面に見える最初の突起が涸沢岳で、 そこから一旦 大きく下った稜線は、再び立ち上がって滝谷ドーム、北穂高岳へと続いている。
そして、北穂高岳からは大キレットへと向けて一気に稜線が下っている。

こちらは上記写真のさらに左側。
大キレットが再び立ち上がる途中に見えているピークは、もしかしたら長谷川ピークかもしれない。
大キレットから立ち上がった稜線は、本来 南岳に向かって上っていくのだが、こちらからは南岳は確認できず、 見えているのは南岳の左にある中岳である。
中岳の左には大喰岳が続き、その後 稜線は飛騨乗越を経て 槍ヶ岳へと続いている。



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