ずっと
鷲羽岳の美しい姿を見続けながら下り続け、
傾斜が徐々に緩やかになってくると、足下に水の流れが現れる。 テント場、そしてハイマツの中を抜け、三俣山荘には 14時42分に到着する。 山荘に到着した時には、大分県から来たという 10人程の団体が庭先を占めており、今夜の宿泊が些か心配になる。 宿泊を申し込む際に混み具合を聞いたところ、思った以上に人が入っており、
小屋の方もビックリしているとのことであったが、それでも どうやら布団が 1つおきに敷かれるという、理想的な状況が確保できるようであった。 | |
着替えを行った後、山荘前にて暫し周囲の山々を眺める。 今まで気づかなかったが、風がなくなったので日差しが意外と強い。
三俣蓮華岳の後方にある太陽がジリジリと顔を焼いている感じさえ受ける。 山荘周辺から
鷲羽岳が見えるのは勿論であるが、
水晶岳もしっかりと見ることができる
(写真)。 |
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また、南東方面には
槍ヶ岳が見えているのだが、
その前を雲が流れており、その山頂部分は見え隠れが激しい。 写真では、槍ヶ岳から左に下ってきた北鎌尾根が一旦 少し盛り上がって、 その後 一気に下っている様子が写っているが、その高みが北鎌独標。 一方、三俣蓮華岳は逆光となり、その山容が少々分かりにくい。 | |
17時に夕食。メニューは鹿肉のジビエシチュー。 夕食後は一休みのつもりで布団に潜り込んだところ、
やはり疲れていたのであろう、そのまま寝込んでしまった。 |
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翌15日(火) 朝食を済ませ、身支度を調えて三俣山荘の外に出ると、
空は明るいものの、全体的にガスが漂っていてスッキリしない。 少し気落ちしつつ、5時58分に三俣山荘を出発。 | |
ハイマツの海の中を進む。 見上げれば、
鷲羽岳の上部にかかるガスが流れ、時々山頂が姿を現す。 |
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