秩父沢を 8時に通過、ここで少々休憩してノドを潤す。 道は大ノマ岳を正面に見て進む。 8時15分に大きな岩々が斜面を下り落ちている場所を横切る。 | |
ゴーロ、灌木帯、ゴーロと繰り返しつつ高度を上げていくと、
やがて 『 イタドリヶ原 』 に到着。時刻は 8時34分。 このイタドリヶ原にある標識には、鏡平まで 1時間45分と書かれており、まだまだ先は長い。 山崩れの跡ではないかと思われるようなガレ場を登っていくと、道は再び灌木帯に入るが、 すぐに抜け出して再び展望が開ける。 |
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周囲にミヤマシシウドの白い花が目立つようになってきたかと思うと、やがて、 その名が付いた 『 シシウドヶ原 』 に到着する。時刻は 9時11分。 ここにはベンチがあり、十人程の登山者が休憩している。 このシシウドヶ原も休まずにそのまま通過する。 道はここでかなり急角度に右 (東) に曲がることになる。 先に述べたように、登山道はいずれどこかで大きく右に曲がるであろうと思っていたら、やはりそのとおりとなり、 その場所はこのシシウドヶ原だったようだ。 | |
この辺からは、大ノマ岳から南西に延びる稜線がよく見えるようになり、 その稜線上に抜戸岳が確認できる (写真 中央やや左)。 やがて、足下は石畳のように整備された道となり、さらには木道が現れて、道はほぼ平坦になる。 道は前方の斜面を乗り越えていく。敷かれた岩の上を登っていくと、 その岩の 1つに 『 あと5分 』 とある。鏡平は近い。 |
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少し息を切らせつつ斜面を登り切ると、再び木道が現れ、木道の脇に地塘が現れる。 鏡池の横にはウッドデッキ状のテラスが置かれており、そこからは、 槍ヶ岳から 穂高連峰へと続く山並みを見ることができる。 ここから見る 槍ヶ岳の穂先は、先程とは違ってイメージ通りに尖っている。 なお、条件が整えば、槍ヶ岳の姿とともに 池に映る逆さ槍を見ることができると聞いていたが、幸いなことに、この日は 槍ヶ岳方面に雲一つ無く、 水面に立つ波も小さかったので、何とか逆さ槍を見ることができたのだった。 | |
そして、鏡池からさらに木道を進めば、多くの人が憩う 鏡平山荘であった。 時刻は 9時57分。 山荘前を少し歩き回れば
槍ヶ岳がよく見え、
さらには 槍ヶ岳から西へと延びて樅沢岳 (写真 中央) まで続く西鎌尾根を目で追うことができる。 山荘前のテーブルが確保できたので暫し休憩。 |
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