鷲羽岳 ( 鷲羽岳:2,924.2m ) 2015.9.14-16 登山 (登頂は 15日)



【PHOTO & 記録 鷲羽岳 2】

秩父沢を 8時に通過、ここで少々休憩してノドを潤す。

道は大ノマ岳を正面に見て進む。
実際のルートは、大ノマ岳の右に見えている弓折岳のさらに右側を巻くことになるので、この先、どこかで右の方に大きく曲がっていくことになるはずである。

8時15分に大きな岩々が斜面を下り落ちている場所を横切る。
その途中の岩には 『 チボ岩 』 と書かれている。

少し進んで振り返れば、 焼岳の右後方に 乗鞍岳が姿を現している。

ゴーロ、灌木帯、ゴーロと繰り返しつつ高度を上げていくと、 やがて 『 イタドリヶ原 』 に到着。時刻は 8時34分。
イタドリと名が付いているからには、周囲にイタドリが多く見られるのであろうが、小生にはどれがイタドリなのか見分けがつかない。

このイタドリヶ原にある標識には、鏡平まで 1時間45分と書かれており、まだまだ先は長い。

山崩れの跡ではないかと思われるようなガレ場を登っていくと、道は再び灌木帯に入るが、 すぐに抜け出して再び展望が開ける。

周囲にミヤマシシウドの白い花が目立つようになってきたかと思うと、やがて、 その名が付いた 『 シシウドヶ原 』 に到着する。時刻は 9時11分。

ここにはベンチがあり、十人程の登山者が休憩している。
今朝程の無料駐車場と言い、途中で追い抜いた登山者やここで休憩している人たちと言い、本日は平日にも拘わらず多くの人達が山に入っていることに驚かされる。

このシシウドヶ原も休まずにそのまま通過する。

道はここでかなり急角度に右 (東) に曲がることになる。 先に述べたように、登山道はいずれどこかで大きく右に曲がるであろうと思っていたら、やはりそのとおりとなり、 その場所はこのシシウドヶ原だったようだ。

この辺からは、大ノマ岳から南西に延びる稜線がよく見えるようになり、 その稜線上に抜戸岳が確認できる (写真 中央やや左)

やがて、足下は石畳のように整備された道となり、さらには木道が現れて、道はほぼ平坦になる。
ここは、前方、そして左右を山の斜面に囲まれている 小さな盆地状の草原になっていて、『 熊の踊り場 』 と呼ばれているようである。 木道の上にも白い文字でそのように書かれている。時刻は 9時33分。

道は前方の斜面を乗り越えていく。敷かれた岩の上を登っていくと、 その岩の 1つに 『 あと5分 』 とある。鏡平は近い。

少し息を切らせつつ斜面を登り切ると、再び木道が現れ、木道の脇に地塘が現れる。
そして少し進めば有名な鏡池であった。時刻は 9時54分。

鏡池の横にはウッドデッキ状のテラスが置かれており、そこからは、 槍ヶ岳から 穂高連峰へと続く山並みを見ることができる。 ここから見る 槍ヶ岳の穂先は、先程とは違ってイメージ通りに尖っている。

なお、条件が整えば、槍ヶ岳の姿とともに 池に映る逆さ槍を見ることができると聞いていたが、幸いなことに、この日は 槍ヶ岳方面に雲一つ無く、 水面に立つ波も小さかったので、何とか逆さ槍を見ることができたのだった。

そして、鏡池からさらに木道を進めば、多くの人が憩う 鏡平山荘であった。 時刻は 9時57分。

山荘前を少し歩き回れば 槍ヶ岳がよく見え、 さらには 槍ヶ岳から西へと延びて樅沢岳 (写真 中央) まで続く西鎌尾根を目で追うことができる。
また、弓折岳もすぐソバに見えているが、大ノマ岳に比べて、こちらはかなりおとなしい感じである。

山荘前のテーブルが確保できたので暫し休憩。
その際、山荘の売店を見ると、カウンターに置かれている生ビールのジョッキが目に入る。 まだ先が長いことは分かっていたが、この時間にビールが飲めるという魅力に負け、つい生ビールを購入してしまう (900円也)
これが失敗であった。寝不足の上に、3日前の 瑞牆山の疲れが残っている中、 アルコールの回りは早く、身体が急に怠くなる。



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