天狗岩、奥千丈岳、北奥千丈岳 ( 北奥千丈岳:2,601m) 2017.7.19 登山



【PHOTO & 記録 天狗岩、奥千丈岳、北奥千丈岳 10】

11時34分、見覚えのある標識の前を通過する。
この標識は 2013年5月に 北奥千丈岳から奥千丈岳を目差したものの、道が分からなくなって戻ることにした際に見た標識である。

その時の標識は雪の上 50センチほどの所にあったと記憶しているが、 今回 この標識は 2m近いところにあったので、当時は大変な量の雪が残っていたことになる。
道が分からなくなったのも無理もなく、あのまま先に進んでいたら大変苦労したことであろう。

この標識を過ぎれば北奥千丈岳は近いはずと思ったのだが、 それ程甘くはない。
2013年5月の時も、 北奥千丈岳からそれなりの距離を下ってきていたようである。

何度か頂上かと思われる高みを越え、最後は大岩の横を抜けて漸く北奥千丈岳に到着したのであった。 時刻は 11時46分。
ここからは人気ルート、俄然人が多くなる。

北奥千丈岳でタップリ休み、11時59分に出発する。

なお、北奥千丈岳からの展望であるが、雲が湧いてきていて 金峰山は雲の中、 小川山男山、天狗山御座山 (おぐらさん) が辛うじて見える程度である。
無論、八ヶ岳は見えない (本来は小川山の左、朝日岳との間に見える)

写真は小川山。
その右手にうっすらと見えている山は男山。

また、向かい側の 国師ヶ岳は良く見えるものの、 その右後方にはガスが出ていて僅かに木賊山と思しき高みがチラリと見えるだけである。

本来なら、木賊山の左に 甲武信ヶ岳が少し見え、 木賊山の右には 破風山、雁坂嶺が見えるはずである。

北奥千丈岳からはユックリと三繋平へと下る。 三繋平到着は 12時2分。
これで一周したことになる。
左に道を取り、前国師を 12時5分に通過。木道、階段を下って、途中、『 夢の庭園 』 経由の道を辿り、 大弛峠には 12時28分に戻り着いたのであった。

写真は大弛峠の少し手前にある大弛小屋。
先にも述べたように、ドアには 『 休業中 』 の札がぶら下がっている。

本日は目からウロコのルートにて念願の天狗岩、 そして奥千丈岳に登ることができ、大変満足であった。
展望の方は今一つであったものの、やはり初めてのルートは刺激があって楽しい。
また、クラシックルートである石楠花新道を辿れたのも嬉しいことで、いかにも奥秩父らしい道にこれまた満足であった。

しかし、先日の 白岩岳、そして今回の天狗岩と、 初めてのルートにてワクワクすることが続くと、これはもう既に登ったルートを辿るのでは満足できなくなってしまいそうである。

写真は、前国師からの下山途中、雲が切れて再び姿を現した 金峰山



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