傾斜が緩やかになった道を下る。 この頃になると、一時は暗くなりかけた空も少し明るくなっており、
雨の方はどうやら大丈夫そうである。 その尾根をじっくり眺めると、最初は急だがその後暫くは緩やかな勾配となり、
最後は再び高みに向かってグッと傾斜がキツクなるようである。 | |
7時53分に出発。 その樹林帯に入る前に振り返ると、先程下ってきた急斜面が見えている。 |
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樹林帯に入ると、樹相も変わり、 周囲には松が多く見られるようになる。 テープの方は頻繁に付けられており、迷う心配はない。 下草のない、松葉が敷き詰められたような道をドンドン下る。 | |
左手人差し指で方向を指し示しているような岩の横を通り
(写真)、苔むした倒木の間を縫うように下る。 かなり下ってくると、今まで殺風景だった道の周囲にシャクナゲが現れてホッとする。 |
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やがてシャクナゲのトンネルも現れるようになり、そこを抜けていくと、
今度は丸太の横木による階段 (但し相当古いもので、朽ちかけている) が何回か見られるようになる。 | |
忠実にテープを辿っていくと、 道は途中から大きく左に曲がり、再びシラビソの林の中を下るようになる。 この頃になると、登山道上にも樹林を通して陽が当たるようになるが、 かといって青空が広がるという状況ではない。 |
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