天狗岩、奥千丈岳、北奥千丈岳 ( 北奥千丈岳:2,601m) 2017.7.19 登山



【PHOTO & 記録 天狗岩、奥千丈岳、北奥千丈岳 2】

再び樹林帯の中に入り、階段を登り続けていくと、今度は 小川山が見えるようになる。 しかし、少しぼやけた感じである (写真)

6時28分に 『 ← 大弛峠、国師ヶ岳 → 』 の標識を過ぎ、 ほぼ直角に右に曲がって長い階段を登り終えると、嬉しいことに、そこからは本来の登山道が続くようになる。

道の左右はシャクナゲの群落に変わり、 まばらではあるものの所々に花が咲いている。
花の色は白地にピンクが混ざり、内側に薄い緑色の斑点があるのでハクサンシャクナゲであろう。

傾斜の方はかなり緩やかになり、右奥の樹林越しに北奥千丈岳が見えるようになる。

丸い大きな岩がゴロゴロしている場所を過ぎ、 樹林帯を少し進めば、やがて前国師に到着。時刻は 6時37分。

前国師は本来展望の良い場所であるが、本日は青空は見えているものの、その下方に雲が多く、 周囲の山はほとんど見えない。

休まずに先へと進む。
すぐに下り階段が現れるが、人工的なものはここだけで、後は普通の登山道が続く。

周囲にコメツガ、シラビソ、 そしてシャクナゲが見られる中、緩やかに高度を上げていく。
土の感触はやはり良い。

北奥千丈岳への分岐となる三繋平 (みつなぎだいら) を 6時41分に通過、 まっすぐ進んで 国師ヶ岳を目差す。
本日、順調に行けば北奥千丈岳を経てここへと戻ってくるはずであるが、天狗尾根、石楠花新道は初めてなのでさてどうなることであろう。

シラビソの林の中、広い登山道を進む。
残雪期にはこの樹林帯の中をクネクネと歩いた記憶があるが、今はそれ程 頻繁な曲折はない。

丸く削られた岩がゴロゴロしている場所を過ぎ、再び歩き易い道になると、 やがて樹林が切れて右手奥に北奥千丈岳が見え、その後、すぐに 国師ヶ岳頂上に飛び出す。 時刻は 6時47分。

大弛峠で数人の登山者を見かけたものの、 ここまで誰にも会わず、この頂上にも人はいない。
やはり皆 金峰山を目指したのであろう。

一等三角点のあるこの頂上は南側が開けていて小広く、 そこに大きな岩が点在していてなかなか雰囲気が良い。

無論 展望も素晴らしいはずであるが、本日はあまり良い状態ではなく、 北奥千丈岳が見えるだけで 金峰山も少し霞み気味 (写真)、そして 八ヶ岳富士山、 南アルプスなどは全く見ることができない。



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