天狗岩、奥千丈岳、北奥千丈岳 ( 北奥千丈岳:2,601m) 2017.7.19 登山



【PHOTO & 記録 天狗岩、奥千丈岳、北奥千丈岳 8】

しかし、如何にも奥秩父らしいシラビソの林、 そしてその下方を覆う緑の苔群はなかなか良い雰囲気を醸し出してくれている。

再び古い標識を見て先へと進む。
少し登っては平らになり、また登りが現れるというパターンが続くため、意外と足が進む。

やがて、4本目か 5本目の標識を見た後、 勾配は少々キツクなり始める。

喘ぎつつ、斜面をジグザグに登っていく。
ルート上には誰一人いないと思われるので、後ろからの登山者に抜かれる心配もなく、キツイながらも自分のペースで登っていけるのがありがたい。

展望の無い樹林帯が続く中、やがて斜面の先、樹林の間に空間が見え始める。
そろそろ奥千丈岳かと思ったが、先日の 白岩岳同様、登り着いた所はただの高みで、 まだ先に斜面が続く。

そして、この辛い登りも漸く緩み始めたかと思うと、 今度はルート上に倒木が頻繁に現れるようになる。
やはり、この道に整備の手は入っていないようである。

おまけに倒木が煩いため、ルートが分かりづらい。
ヤマレコのレポートでも、倒木にて道を見失ったものの、倒木に沿って左に進んだら道が見つかったとあった。
小生も実践してみると、その通り、再びテープが見つかってホッとする。
やはり、最新の情報を仕入れておくことは重要である。

障害物競走のように倒木が続く場所を過ぎると、 左手に立ち枯れが目立つようになる。
立ち枯れている木は疎らなので、本来ならばその向こうに周囲の山々が見えるのかもしれないが、ガスが掛かっているのか、 立ち枯れの後方は真っ白である。

再び登りに入ると、やがて、 また斜面の先に空間が見えてくる。
今度こそと思って登っていくが、残念ながらまたもや期待を裏切られることになる。

その高みには、写真の様な苔むした岩があり、 そこに朱色で 『 → コクシ 』 と書かれている。時刻は 10時32分。

その岩から道は一旦下りとなり、その先、樹林越しに大きな高みがチラチラ見えるようになる。
今度こそ奥千丈岳ではないかとの期待を持って足を進める。

道が登りに入ると、またまた倒木が多くなり、 そこを何とか抜け出すと、周囲は美しいシラビソの樹林帯に変わる。
シラビソの幹は細いので、やはりそれなりに高度を上げてきていることが分かる。
また、下部にはシラビソの幼木がかなり密生している。



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