樹林の中をジグザグに下り続けて行くと、 やがて赤テープが巻かれた 1本のダケカンバが下方に見え、その後方に舗装道も見えてくる。 そして、8時30分に鶏冠山林道 (西線) に下り立つ。 林道を歩いてきた場合、この取り付き口に標識は見当たらないが、 先程の 1本のダケカンバと、その手前に立つ 『 山火事注意 』 の文字と炎の絵が描かれた看板が目印になりそうである。 | |
ここからは林道歩きが続く。 しかし、ここで誤算が生じる。 |
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黙々と林道を歩く。 しかし、まさかここを車が通ることはあるまいと思っていたところ、 白檜平に至るまでに 2台の作業トラックと擦れ違う。 また、途中、右手の法面のネットが落石を辛うじて押さえ込んでいる箇所があったので、 なるべく道路の左、谷側を進むようにする。 | |
黒金山林道の分岐を 8時53分に通過。 ここから左の斜面に取り付けば、ゴトメキ、トサカ、大ダオを経て
黒金山や徳和に至り、
さらに少し先にて右の斜面に取り付けば奥千丈岳、北奥千丈岳のある石楠花新道である。 この白檜平は、今は道路が通っているが、かつては湿原が広がっていたものと思われる。 今も湿原は少し残っているものの、見るべきものはない。 |
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漸く腹を満たしたところで、9時39分に出発。 ここからは本日初めての本格的な山登りとなる。 | |
少し進むと、 『 ← シラベ平方面  北奥千丈 国師岳 → 』 と書かれたかなり古そうな標識が現れ、そこを過ぎると、道に傾斜がつき始める。 ところで、このルートは大弛峠までの林道が整備される前は、山梨側から
国師ヶ岳に向かうメインルートだったはずである
(国師ヶ岳は奥秩父でも奥深い山の一つであった)。 |
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