その土手を登りきると、そこは岩場となっており、展望がグッと開ける。 目の前には東天狗岳、そしてその右側に饅頭型をした
西天狗岳が見えている
(写真)。 また、東天狗岳の左後方には
金峰山を中心とした
奥秩父の山々が見えているものの、靄がかかったような感じでぼやけ気味である。 | |
そして東の方角には稲子岳の南壁が迫力ある姿を見せており、 その左後方には ニュウの岩峰が少し顔を出している (ニュウの岩峰はこの写真には写っていない)。 また、振り返れば中山が大きく懐を広げていて、その斜面には縞枯現象が目立っている。 |
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雪の無い岩場をアイゼンのまま何とか通過すると、
道は背の低いシラビソの林を進むようになる。 | |
矮性のシラビソ、そしてハイマツやシャクナゲが雪の中から顔を出している場所を通過すると、 やがて再び雪の無い場所に入る。ここには道標も立っている。 振り返れば、中山の左斜面後方に
蓼科山が少し顔を出している (写真)。 |
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ぼやけ気味で分かりにくいが、写真 最後方の白き山の連なりが北アルプスで、
途中 大きく凹んでいる場所が大キレットである。 | |
道は再び雪道に変わり、シラビソの樹林帯に入るが、すぐに抜け出して岩場に至る。 そして、前方を見やれば、樹林の先に東天狗岳の急斜面が見えている。 |
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