天狗岳 ( 西天狗岳:2,646.0m ) 2016.4.6 登山



【PHOTO & 記録 天狗岳 3】

その土手を登りきると、そこは岩場となっており、展望がグッと開ける。

目の前には東天狗岳、そしてその右側に饅頭型をした 西天狗岳が見えている (写真)
西天狗岳の手前には雪原の広がりが見えているが、天狗の奥庭の一部で、今なら縦横無尽にその上を歩けそうである。

また、東天狗岳の左後方には 金峰山を中心とした 奥秩父の山々が見えているものの、靄がかかったような感じでぼやけ気味である。
さらにその左には 天狗山、男山、そして 御座山 (おぐらさん) も確認できるが、こちらも霞み気味でハッキリしない。

そして東の方角には稲子岳の南壁が迫力ある姿を見せており、 その左後方には ニュウの岩峰が少し顔を出している (ニュウの岩峰はこの写真には写っていない)

また、振り返れば中山が大きく懐を広げていて、その斜面には縞枯現象が目立っている。

雪の無い岩場をアイゼンのまま何とか通過すると、 道は背の低いシラビソの林を進むようになる。
そして、そこを抜けると道は崖の縁を進むようになるが、本来ならばそこに張られているはずのロープは雪の下である。
従って、崖の縁に近づくのは危険であるため、できるだけ内側を進むようにする。

矮性のシラビソ、そしてハイマツやシャクナゲが雪の中から顔を出している場所を通過すると、 やがて再び雪の無い場所に入る。ここには道標も立っている。

振り返れば、中山の左斜面後方に 蓼科山が少し顔を出している (写真)
そしてその左には 美ヶ原霧ヶ峰鉢伏山が確認できるとともに、 その後方に北アルプスも見えている。
しかし、これらの山々は霞んで見えており、その後方の北アルプスに至っては、白い山肌が空のキャンパスに滲んでいるような状態である。
それでも 穂高連峰、大キレット、 槍ヶ岳常念岳は何とか確認することができる。

こちらはその北アルプス、 鉢伏山霧ヶ峰方面。

ぼやけ気味で分かりにくいが、写真 最後方の白き山の連なりが北アルプスで、 途中 大きく凹んでいる場所が大キレットである。
北アルプスの右手前にスキー場が山腹に見えている山が 霧ヶ峰で、先日登った鉢伏山は 霧ヶ峰の後方にうっすらと見える饅頭型の山である。

道は再び雪道に変わり、シラビソの樹林帯に入るが、すぐに抜け出して岩場に至る。
岩にはペンキ印が付けられているものの、踏み跡はその岩場を避けてその下部の雪の上に続いている。

そして、前方を見やれば、樹林の先に東天狗岳の急斜面が見えている。
ピッケルが必要かとも思われるような急斜面に見えるのだが、事前の調べでは皆さんストックのままで登っているようなので、 小生もそのまま登り続けることにする。



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