天狗岳 ( 西天狗岳:2,646.0m ) 2016.4.6 登山



【PHOTO & 記録 天狗岳 10】

この辺から見る 天狗岳は なかなか美しく、絵になるはずなのだが、それはもう少し東、西 両天狗岳の雪が解けて斜面に緑が多くなり、 さらにはスリバチ池に水が十分にある時のことである。
現状、天狗岳はモノトーンの世界であることから、ここからの眺めもそれ程 魅力的ではない。

岩場から離れて北へと進めば、雪の斜面の下りが待っており、 下った先に黒百合ヒュッテが見えている。

少しシャリついた斜面を下り、ヒュッテの前には 11時40分に到着。
今朝ほどと同じベンチにて暫し休憩する。

なお、ヒュッテの玄関口にある温度計を見ると 18℃を示していた。本日は確かに暖かい。

その温度計を見た際、ヒュッテの横に祠があることに気がついた。
今までヒュッテに近づくことはなかったので、その存在に気がつかなかったのだが、聞けば 諏訪大社の分社であるとか。

11時48分に下山開始、往路を戻る。
途中、樹林越しに 乗鞍岳が見えたものの、 先程よりも霞んでいる。

アイゼンを利かせながら順調に下り、12時4分に唐沢鉱泉との分岐を通過する。

そしてもう一つの唐沢鉱泉の分岐には 12時17分に到着する。 そこに若者がおり、しきりに地図を眺めている。
2つある標識の新しい方を見ると、『 八方台 』、そして 『 奥蓼科登山口 』 と書かれている。 今まで 『 渋ノ湯 』 の文字を頼りに進んでいたので、ここで迷ってしまい、誤って八方台の方へと進んでしまう。
しかし、少し進むと踏み跡が薄くなり始めたので、間違いに気づき、標識の所へと戻って奥蓼科登山口方面へと進んだのだったが、 件の若者もこの標識に戸惑ったとのことであった。

1つ前にあった標識には 『 渋の湯入口 』 と書かれていたので、 突然現れた 『 奥蓼科登山口 』 の文字に惑わされてしまったのだが、往路で標識の表示内容をしっかり見ていれば、 戸惑うこともなかったはずである。

この後は順調に足を進め、渋川にかかる橋の袂には 12時41分に到着。
橋を渡る前にアイゼンを外し、その後、渋御殿湯の前を 12時45分に通過、そして駐車場には 12時47分に戻り着いたのだった。

駐車している車は出発時と全く同じ状態で全部で 5台。
小生が出発した後は誰も来なかったようである。
しかし、4番目に出発したのに 1番早く戻り着いたことになるが、他の人たちはもっと他にも色々寄り道していたのかもしれない。
なお、先の若者が後から戻って来たが、1番目の車の持ち主であった。

本日は、消えゆく残雪を追いかけるようにして、慌てて手頃と思われる 天狗岳に登ったのであったが、 やはりこの天狗岳はもう少し雪が多い時に登った方が面白いと感じたのであった。
しかし、そうなると小生の車ではここまで来ることができないのであるが・・・。



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