天狗岳 ( 西天狗岳:2,646.0m ) 2016.4.6 登山



【PHOTO & 記録 天狗岳 9】

東天狗岳の方を見れば、その頂上に登山者が 3人程居るようである。

10時52分に東天狗岳を巻く道の分岐に到着。
東天狗岳には戻らず、巻き道を進んで 天狗の奥庭への分岐を目差す。

雪の斜面を横切る道はしっかりとでき上がっているものの、 滑落したら下まで止まらない状況のため、慎重に進む。
途中、踏み抜きの跡がいくつも見られたが、本日はまだ雪が締まっていて踏み抜くことなく進むことができる。

斜面にダケカンバが見られるようになると、すぐに天狗の奥庭との分岐に到着する。 時刻は 11時1分。
ここからは今朝ほど登ってきた道と分かれて左下、天狗の奥庭へと下る。

雪の斜面はすぐに岩場へと変わるが、岩の間にある雪を踏みながら下っていく。
岩の間の雪は所々で凍っており、ここでもアイゼンが威力を発揮する。
先の方を見やれば、中山、 北横岳蓼科山がよく見えている。

斜面を下りた後は、岩とハイマツ、シャクナゲそして雪が混ざる中を緩やかに登っていく。
気温も高くなってきたためか、この辺では時折 雪を踏み抜くようになる。

振り返れば、東天狗岳、 西天狗岳が見えているが、 こちらはほとんど白と黒の世界であり、今進んでいる白と黒に緑が多く混ざっている状況とは全く雰囲気が違う。

やがて岩場に登ると、そこには標柱があり、 『 ここは天狗の奥庭上 』 と書かれていた。時刻は 11時17分。
その岩場を下った後、再び 岩場への登りとなるが、ここはできるだけ岩場を避けて雪のある場所を登る。

写真は、その 天狗の奥庭上から東、西の 両天狗岳を振り返ったところ。
上で述べたように、こちらはほとんど白と黒の世界である。

やがて前方にスリバチ池が見えてくる。
この時期、池の水はかなり少ないように思えたのだが、池に近づいていくと、池は凍っていることに気がついた。
よく考えれば、雨池や白駒池が凍っているのだから、このスリバチ池が凍っているのも当然である。

スリバチ池の縁を周って右に回り込み、溶岩が固まったと思われる岩場へと進む。



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