太郎山 ( 太郎山:2,367.7m ) 2015.5.17 登山



【PHOTO & 記録 太郎山 2】

平らだったダケカンバの林を抜けて少し登っていくと、左手下方に丸い窪地が見えてくる。
水など無く、ササに覆われ、木が疎らに生えているだけであるが、つい、ここが火口だったのではないかと想像してしまう。
そう言えば、ダケカンバの林を通過する際、左手に大きな岩がいくつも見られたのであった。やはり火山故の地形であろうか。

再び周囲はシラビソ、コメツガに変わり、少し傾斜がキツくなり始める。
足下の方も、またまた丸太が横に敷かれた状態の道が現れる。
一方、上の方を見上げれば、樹林の間から青空が見えている。山王峠も近いようだ。

やがて傾斜も緩やかになり、樹林も疎らなササ原に飛び出す。
ここには道標も立っており、その柱には 『 山王峠 』 と書かれている。時刻は 7時23分。
その道標から少し進むと、木道の通る明るい広場となり、木道の傍らにはベンチも置かれている。

ここまで道標は数多くあったものの、『 太郎山 』 の文字については、 今朝 山王林道から光徳園地に向かう所で見ただけのため、少々不安になる。
そのため、ベンチにて地図を確認しようとしたところ、さらに先に道標が立っているのが見えたので行ってみる。
すると、そこは分岐になっており、右に下る道の方には 『 山王帽子山・太郎山 』 を示す表記があったので一安心、 そのまま休まず右に道を取る。

ササ原の斜面を少し下ると、車道に飛び出す。この車道は今朝ほどの山王林道の続きである。
周囲に標識はないが、林道を右に戻れば山王帽子山の登山口があることは頭に入っていたので、光徳方面に向かって車道を暫く歩く。

2分弱ほど進むと橋があり、 その先 左側に、ピンクテープの付いた棒が見えてくる (実際には、 『 太郎山 』 と書かれた標示板も その棒に付けられている)
ようやく、山王帽子山登山口に到着である。時刻は 7時30分。

ここからは、コメツガ、ダケカンバが混在する明るいササ原を緩やかに登っていくが、 すぐにコメツガの樹林帯の急登が始まる。
この樹林帯に入る前、三岳 (と思う) の稜線の上に 温泉ヶ岳 (ゆせんがたけ) がチラリと見える。
さらに少し進むと、 奥白根山、 五色山が、少しだけその頂上部分を見せてくれるようになる (写真)

樹林帯の中の急登が続く。
木の根がむき出しになった道をジグザグに登っていく。時折、樹林が切れて 奥白根山の頂上部分が見える。
この辺はひたすら登り続けるだけである。

急登がずっと続いていたが、途中、樹林を抜けて、ササ原にダケカンバが生えている明るい場所を通過する。
この辺は傾斜も緩やかで、なかなか気持ちの良い場所である。

右手には樹林越しに 男体山上部の右側半分が見え、 さらに少し進むと、奥白根山も見えるようになるが、先程よりもかなり迫り上がってきており、 前白根山そして外山の下方まで見えるようになってきている。

再びコメツガの樹林帯に入り、7分程登り続けると、 またまた明るいササ原に飛び出すことになる。
ここからは、前白根山、奥白根山、 五色山、金精山、温泉ヶ岳などの山々がよく見える。



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