太郎山 ( 太郎山:2,367.7m ) 2015.5.17 登山



【PHOTO & 記録 太郎山 11】

また、本日、ここまでシャクナゲを多く見てきたものの、花はおろか蕾も見ることはほとんどなかったのだが、この辺になると、 咲き始めた花が頻繁に見られるようになる。
アズマシャクナゲという種類らしく、花は薄いピンク色をしていて、花弁の縁がやや濃いピンク色をしている。 蕾の状態のものは、もっと濃い紅紫色をしているのが面白い。

長かった下りも、周囲にダケカンバの細木が多く見られるようになると、 やがて下方に道が見えてくる。
そして、12時49分、林道に下り着く。この登山口には車が 1台駐まっていた。先程擦れ違った 2名のうちのどちらかの車であろう。

登山口ソバにある堰堤のところで暫し休憩。これからの長い林道歩きに備える。
12時54分に出発。途中、左手の 大真名子山から流れ出たと思われる溶岩塊の脇を通過する。 林道は、この溶岩を横切って作られており、右下の谷にも溶岩の続きが見えている。

さらに林道を進んで振り返れば、 太郎山が美しい姿を見せている。

13時10分に裏男体林道に合流。ここからも長い林道歩きが続く。
新たに架け替えられた湯殿沢橋の所で周囲を見回せば、北に太郎山、東に 大真名子山、 南に男体山を見ることができる。

こちらはその湯殿沢橋から見た 男体山
といっても、北側の高みが見えているだけで、本峰は今見えている高みの後方であると思われる。
しかし、ここから見る男体山は、先程まで小太郎山、 太郎山から眺めた姿とは全く違う山のようであり、 いくつもの山が連なっている様に見える。

こちらは少し林道を進んでから 大真名子山方面を振り返ったもの。
その堂々とした山容に圧倒される。

この林道歩きは今回で 3回目となるが、やはり長い。
途中までは、自然林の向こうに 太郎山などが眺められるのだが、 途中から展望の利かないカラマツ林の中の歩きが長く続く。
道は完全に舗装されているが、その分、靴底の減りも早かろうと、極力 林道脇に溜まったカラマツの落ち葉の上を歩く。

途中、数台の車が追い抜いていったが、 時間的に志津乗越を起点とした登山者の下山時間にあたるのであろう。
また、カラマツ林の中、林道脇に駐車場があったが、ここがかつての梵字飯場跡であろうか。
かつて、男体山からの下山時、 梵字飯場跡にて沢から引いた水でノドを潤した覚えがあるが、今はこの林道沿いに水場は見られない。

とにかく黙々と歩き続け、 ようやく 13時57分に三本松と光徳との分岐となる丁字路に到着する。右に道を取る。
14時丁度に今朝ほど車で通った山王林道に合流。林道に沿って、右の方へと進む。
そして日光アストリアホテルへの入口を過ぎると、すぐに駐車場であった。時刻は 14時10分。

本日は 15年ぶりに 太郎山に登り、 歩いたコースもほぼ同じであったが、晴天がずっと続いたせいであろう、前回に比べ、かなりの充実感を味わえたよい山行となったのだった。



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