太郎山 ( 太郎山:2,367.7m ) 2015.5.17 登山



【PHOTO & 記録 太郎山 1】

天気予報では、この先1週間、雨や曇りの日が飛び飛びに続くことになっていることから、 休日ということであまり気が進まなかったものの、5月17日の日曜日に山に行くことにした。
行き先は日光の太郎山。 4月中旬以降の体調不良は完全に回復した状態にはないため、あまり無理せずに登ることができる山をと考え、 この太郎山を思いついた次第である。
男体山女峰山、 太郎山の日光三山のうち、男体山、女峰山にはそれぞれ 3回以上登っているのだが、 この太郎山には 2000年に 1度登ったきりであるため、ずっと気になっていたこと、そしてその標高が今の体調に最適であると思われたことが決め手である。

3時40分に横浜の自宅を出発する。
太郎山のある日光市中宮祠は快晴との予報であるが、この横浜では空を雲が覆っている。
横浜ICから東名高速道上り線に入る。海老名JCTができてからは、下り線に入ることが多くなり、上り線に入るのは久しぶりである。
東名高速道からそのまま首都高3号渋谷線へと進み、大橋JCTにて首都高中央環状線に入ったのだが、 東北道行き専用のレーンができていることに驚かされる。
首都高中央環状線を暫く進み、江北JCTからは首都高川口線に入って、川口JCTにて東北道へと進む。

車の流れは順調、北へと進むに連れて天候も良くなり、 栃木県に入ると男体山のシルエットも見えてくる。
宇都宮ICからは日光宇都宮道路に入る。この頃には完全に快晴となり、前方に見える男体山や女峰山に心が弾む。
清滝ICで日光宇都宮道路を下り、国道120号線に入って第二いろは坂へと進む。
朝日が眩しい中、いろは坂を登り切り、二荒橋の丁字路を左折して中禅寺湖沿いを進む。 二荒山神社周辺では、男体山に登ると思われる登山者を何人か見掛ける。
また、中禅寺湖半道路沿いには多くの車が駐まっている。恐らく釣り人たちの車であろう。

菖蒲遊覧船発着場を過ぎると、 道は中禅寺湖を離れて徐々に高度を上げて戦場ヶ原へと向かう。右手に男体山を見ながら戦場ヶ原を抜け、 光徳入口にて右折して、林道奥鬼怒線 (以下 山王林道) に入る。
暫く進めば、前回も車を駐めた光徳の無料駐車場である。時刻は 6時16分。
駐車場には数台の車が駐まっていたが、登山者というよりはバードウォッチングを楽しむ方が多かったように思う。

前回 太郎山に登った時には、ハガタテコースを登るべく山王林道を進んだところ、 ハガタテコースは崖崩れのため通行止めであることを知り、仕方なく、 山王帽子山登山口までそのまま林道を登り続けたのだった (このハガタテコースは現在も通行禁止)
今回も山王帽子山登山口を目指してはいるが、林道を通らず、光徳牧場からの登山道を利用する予定である。


トイレを済ませ、身支度を調え、6時23分に出発する。

駐車場を出ると、 すぐに道路の向かい側に 『 光徳牧場 』 あるいは 『 ← 光徳園地 』 の標識が出てきて左への分岐が現れるが (写真)、そちらには進まずに林道をそのまま山王峠方面へと進む。
というのは、事前に Google ストリートビューにて近辺を下見したところ、この先に 太郎山への案内表示があるのを確認したためである。

少し進むと、下調べ通り、『 ← 光徳園地 』 の標識とともに、 『 ← 太郎山・山王峠・切込刈込登山口 』 と書かれた標識が出てきたので、それに従って左折し、樹林の中に入る。
しかし、何のことはない、少し進めば光徳牧場の施設があり、結局、駐車場の前からそのまま進めば良かったのであった。

牧場施設の前で舗装道に出るが、そこを少し右に進むと、 『 山王峠・湯元 』 を示す標識が出てきたので、そこから再び樹林の中に入る。

周囲はミズナラ (と思う)、足下はササ原の中の道を進む。
道はほぼ平坦。朝日が周囲を照らして気持ちが良い。

平坦だった道も徐々に勾配が出始める。
それに伴って丸太を横に埋め込んだ階段状の道が現れるようになる。
流水などで道が崩れるのを防いでいるのか、あるいは遊歩道という位置付けのため、急斜面が続くのを緩和しているのか、 とにかくこの丸太の道が長く続く。
しかし、小生にとっては歩き方が限定されてしまい、丸太が少々煩わしい。

なお、道の脇には所々に 『 ← 山王峠 1.6km 光徳 0.5km → 』 などと書かれた標柱が置かれている。

やがて、右手後方樹林越しに 男体山が見えてくる。
樹林が邪魔をしているため、なかなか見通すことができないが、うっすらと見えるその姿はイメージと少し違う。
イメージ通りの台形をしてはいるものの、その右端に三角形の高みがあるのである。
もしかしたら、頂上部分がかなり突出している隣の 大真名子山かと思ったのだが、 どうやらその三角形の高みは、頂上の北西にある 2,397.9mの三角点方面を下から見上げているためのようである。

断続的に続いていた丸太含みの道も、ようやく平らな道に変わって丸太が消滅する。
同時に、周囲の木々もミズナラやコナラ、ハルニレなどからシラビソ、トウヒなどへと変わる。
道の傍らに 『 ← 山王峠 1.0km 光徳 1.1km → 』 の標識が現れる。時刻は 6時56分。

ただ、そのシラビソの林も長くは続かず、 周囲はカラマツ林へと変わり、ササ原の中、カラマツの葉が敷き詰められた道を登っていくようになる。

やがて道も緩やかになると木道が現れ、周囲にはダケカンバが多く見られるようになる。 遊歩道 ? らしく、道の傍らには ダケカンバとシラカンバの違いについて書かれた説明板も設置されている。
しかしそれにしても、僅か 7〜8分の間に、目まぐるしく変わる周囲の木々の様子に、少々ビックリする。

ダケカンバは細く、しかもまだ芽吹いていないので、 この辺は日当たりの良い、明るい道が続く。

7時7分に 『 ← 山王峠 0.5km 光徳 1.6km → 』 の標識を通過する。



太郎山 登山データ
上記登山のデータ 登山日:2015.5.17 天候 : 快晴 単独行 日帰り
登山路:光徳無料駐車場−光徳牧場−山王峠−林道−山王帽子山登山口−山王帽子山− 旧 ハガタテ薙分岐−小太郎山−新薙分岐−太郎山−新薙分岐−新薙−林道出合(太郎山登山口)−林道分岐−(裏男体林道)−三本松・光徳分岐− 奥鬼怒林道合流点−光徳無料駐車場
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−東京IC−(首都高3号渋谷線)− 大橋JCT−(首都高中央環状線)−江北JCT−(首都高川口線)−川口JCT−(東北自動車道)−宇都宮IC−(日光宇都宮道路)−清滝IC− (国道120号線)−光徳入口−(林道奥鬼怒線)−光徳無料駐車場 (車にて)
交通復路:光徳無料駐車場−(林道奥鬼怒線)−光徳入口−(国道120号線)− 清滝IC−(日光宇都宮道路)−宇都宮IC−(東北自動車道)−川口IC−(東京外環道)−美女木JCT−(首都高5号池袋線)−板橋JCT− (首都高中央環状線)−大橋JCT−(首都高3号渋谷線)−東京IC−(東名高速道)−横浜IC−瀬谷 (車にて)

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