太郎山 ( 太郎山:2,367.7m ) 2015.5.17 登山



【PHOTO & 記録 太郎山 10】

こちらは、先程までその頂上に居た小太郎山。
小太郎山の後方には 皇海山も見えている。

11時23分、下山開始。
休憩している間に、先程 小太郎山頂上に居るのが見えていた若者がやって来た (なお、この若者は同じルートを戻っていった)
また、先程のカップルは、少し前に下山している。

分岐から新薙へと下る。
いきなり残雪があるが、慎重に下れば問題ない。
コメツガ + ササ原の明るい斜面を、 女峰山や小真名子山、 そして大真名子山男体山を見ながら下る。

すぐに先程のカップルに追い付き、お花畑手前の残雪地帯で抜かせてもらう。 この残雪地帯は少々ルートが分かりにくく、カップルが苦労しながら下っていく中、偶然にも下からの登山者が少し違う方向から登って来たので、 そちら側に進んで抜かせてもらった次第。

そのため、前回通った 2つ並んで門のようになっている大きな岩 (一方の岩の下には石仏が置かれている) の間は通らずに通過してしまう。

お花畑は、 前回の登山記録に 『 周囲を樹林と岩に囲まれた平地で、先ほど述べたように野球もできそうな所である。 このような高い山の中にこういう場所があることに自然の不思議を感じる。』 と書いたように、 広々としたササ原である。
聞けば、この広い原が台風や豪雨などによって池に変わってしまい、登山道が水没してしまったこともあったとか。

11時35分にお花畑に入り、その真ん中を突っ切っていく。
周囲を見渡せば、火山であったことを示す黒い巨岩群、そして大きくガレた斜面、立ち枯れの木々、そして緑濃き樹林、そして青い空等々、 素晴らしい眺めである。

お花畑を囲む外縁を越えていくと、新薙と呼ばれる傾斜の急な崩壊地を横切ることになる。
足下はしっかりしているので問題ないが、左上を見上げると、今にも落ちてきそうな岩がゴロゴロしている。
こういう場所は早く横切ってしまうに限る。
もう 1度同じような薙 (こちらも新薙と思う) を横切った後、道はその薙に沿って下っていくことになる。

この薙に沿って下っていく道はかなりの急斜面であり、 しかも浮き石や滑りやすい箇所も多々あるため、慎重に下る必要がある。
所々にロープが張られているので、利用させてもらう。

男体山大真名子山を見ながらドンドン下る。
途中、風はほとんどなくなって暑さを感じ始めたため、ジャケットを脱ぐ。

やがて道は樹林帯に入るが、周囲の木々にシラビソが目立つようになる。
新薙から 40分程下ったであろうか、傾斜もかなり緩やかになり、所々で平らな道も現れるようになる。

少々ガレた場所から振り返れば、 太郎山が高く、 遠くに見えている。
こちら側から登るのは結構手強い気がしてしまうが、途中で 2人程の登山者と擦れ違ったのだった。



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