太郎山 ( 太郎山:2,367.7m ) 2015.5.17 登山



【PHOTO & 記録 太郎山 8】

10時34分、 太郎山へと向かう。

急斜面を下り、岩場を登り返すと、 岩の突端に 『 剣ヶ峰 』 と書かれた標識が打ち付けられていた。
道はそのまま岩場を下るが、左下方には巻き道もある。

写真はその 『 剣ヶ峰 』 と書かれた標識。
後方に見える山は目指す太郎山。

剣ヶ峰を下ると、暫く緩やかな登りが続く。
しかし、ヤセ尾根である上、足下には岩が露出しているので気は抜けない。

写真は、小太郎山を振り返ったところ。
手前に剣ヶ峰の岩場が見えている。
なお、小太郎山の頂上に人影が見える。本日初めて見る登山者であり、この後、恐らく 太郎山頂上で会うことになろう。

やがて、道は岩場の急斜面を登ることになる。
写真ではその雰囲気があまりでていないが、真下に立つと結構厳しい登りのように思える。
しかし、いざ取り付いてみると、意外に楽。足下を崩さないように慎重に登っていっても、それ程時間を掛けずにクリアできる。

登り着いた所からは、かなり緩やかな傾斜の道となる。
右手下方には、『 お花畑 』 と呼ばれる広い火口原が見えている。
下山は、前回と同じように、あのお花畑を突っ切って、裏男体林道の方へと下るつもりである。

立ち枯れの中を緩やかに登っていく。
なかなか雰囲気の良い場所である。

と思ったら、いきなり目の前に大きな雪のマウンドが現れてギョッとする。
この雪を越えて行かねばならないのならアイゼン装着が必要だ と思ったのだが、よく見ると、道は残雪の右を巻いて進むようである。

アイゼンを履いてこの雪の上に登ってみるのも面白かろうと思うが、 登った先がどうなているのか分からないので、やはり樹林との間を進んでいくのが正解であろう。
時折、雪の下から夏道が現れる。

雪の土手の下を進み、少し高度を上げて振り返れば、 雪の回廊が見える。
あの雪の回廊を進むのは魅力的であるが、あまりにも距離が短い。従って、そのためのアイゼン装着は無駄である。
尤も、アイゼンを付けなくても先程の雪の壁を登ることは可能だったかもしれないが、 とにかく先が見えなかったので正規のルートを進んだのは仕方が無いところである。

周囲にシャクナゲが多く見られるようになると、やがて前方に岩の城壁に囲まれたような 太郎山頂上が見えてくる。



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