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喜作新道、赤岩岳の左手前には蝶ヶ岳が大きい。
実は、目の前に見えているのは長塀ノ頭というのが正しい名のようで、手元の地図では蝶ヶ岳最高点となっている。
蝶ヶ岳の三角点は、蝶槍の南にあり、そちらの高さは 2,664.5m。長塀ノ頭 (蝶ヶ岳最高点) の高さは 2,667mである。
やはり、一番高い所を頂上とすべきと思われ、現在は 長塀ノ頭に 『蝶ヶ岳 山頂』 の標識が立っている。
そして蝶ヶ岳の左後方には
槍ヶ岳が見える。
先程の分岐点よりも西側に移動したため、槍ヶ岳の右に見えた北鎌尾根は、
今は蝶ヶ岳に隠れてしまっている。 |
そして、目の前を横切る長塀尾根の後方に、
槍ヶ岳から始まる 3,000m級の山々の連なりが見える。
槍ヶ岳の左には、大喰岳 (3,101m)、
その次のピラミッド型の高みが 中岳 (3,084m)、
そして最後が 南岳 (3,032.7m) となる。
この稜線は魅力的であり、いつか この稜線を通って槍ヶ岳の再登頂を目指したいものである。 | |
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南岳の左には、やはり 3,000m級の山である北穂高岳 (3,106m) が見えているが、
その間には、大キレットが大きな口を開けるようにして待っている。
そして、大キレットから北穂高岳へと一気に立ち上がった稜線は、その後、涸沢岳、
奥穂高岳、
そして前穂高岳 (写真には写っていない) といった、またまた 3,000m級の山を連ね、
迫力ある姿を見せてくれている。 |
こちらは、少し引いて、
穂高連峰全体をとらえたもの。
前述のように、右から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳と続き、
奥穂高岳の左には前穂高岳が意外といって良いほどの存在感を示している。
前穂高岳だけ少し離れた感じを受ける位置にあるため、個人的には若干 不遇の山というイメージを持っているが、
こちらから見ると、前穂高岳もこの山域の主役の 1人であることがよく分かる。
そして、前穂高岳の左には、先に述べたように 1峰 〜 5峰と続く明神岳の尾根が見えている。 | |
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明神岳の左には、割谷山、そして焼岳が続く。
焼岳の左手前には六百山が見え、
さらに左に霞沢岳が続く。
そして、霞沢岳の左後方には乗鞍岳が見える。
ここで少々驚かされるのは、霞沢岳の形で、
その頂上手前にある K2ピーク (もしかしたら、K1ピークも重なっているのかもしれない) が、
異様に膨らんだコブのように見えるていることである。
霞沢岳には 2011年の 9月に登っているのだが、K2ピークは記憶通りの形をしているものの、
これ程 稜線から飛び出していたという記憶はない。やはり少し異形である。 |
そしてこちらは乗鞍岳。
それぞれのピーク名は前述のとおりである。
また、四ツ岳 (右から 2番目の ポコッと盛り上がったピーク)、
そしてその左隣の大丹生岳の手前にうっすらとではあるが山が見える。
もしかしたら、あれは十石山、
金山岩かもしれない。 | |