長かった草地のゲレンデも漸く平らになり一息つけるようになると、 左手に中央アルプスがよく見え始め、 伊那前岳、 木曽駒ヶ岳、木曽前岳、 三ノ沢岳などのお馴染みの山々が確認できるようになる。 写真 中央の一番高い所が 木曽駒ヶ岳。 | |
やがて、
先程のかもしかリフトの終点に到着。 ここからは暫く緩やかな斜面が続いているが、その先に雪の急斜面が見えている。 写真は かもしかリフト終点の少し手前にて撮った雪の斜面。 |
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ここでアイゼンを装着すべきだったのだが、 この後も雪のない場所が現れるのではないかと思い、そのまま雪の斜面に足を踏み入れる。 雪の上にはスキーの跡やスノボーの跡が残っており、
さらには先行者の足跡もしっかり確認できる。 スノボーにて滑らかになった雪面を辿るようにして、斜面をジグザグに登っていく。 | |
しかし、
暫く登っていくとシャリシャリした雪に足が少し滑るようになり、歩行にロスが感じられるようになる。 シマッタと思いつつ、何とか登り続け、
雪の上に顔を出しているササヤブの所でアイゼンを装着する。 しかし、これで万全、ロスなく足は進む。 |
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キツかった登りもやがて傾斜が緩み始め、
両側から樹林が迫ってやや狭くなった場所を抜けていくと、そこからはまた残雪の絨毯が先の方へと続いているのが見えるようになる。 足下は暫くの間 平らであるが、その先には再び雪の斜面が見えている。 そして、目を凝らすと、行き止まりとなったその樹林帯の中に赤く丸い標識が見えている。 | |
雪の斜面に入り、ユックリと登っていくと、
その赤く丸い標識が徐々によく見えるようになり、そこには黄色にて 『 1 』 と書かれていたのであった (写真 右手)。 下からは壁のように見えた樹林帯だが、道の方はこの 1番標識の所から左に折れており、
さらにゲレンデが先へと続いている。 |
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