乗鞍岳 ( 剣ヶ峰:3,025.7m ) 2017.5.16 登山



【PHOTO & 記録 乗鞍岳 9】

周囲を見渡すと、権現池は雪の下。
そして 白山方面は雲中で見えず、 また先に述べたように北アルプスの山々はほとんど同定ができない状況であるが、それでも非常に嬉しい。

暫し頂上からの眺めを堪能した後、11時51分に下山を開始する。

写真は蚕玉岳、朝日岳方面。
写真ほぼ中央左側、荒々しい山肌を見せているのが朝日岳。
その荒々しい斜面は権現池へと下っている。
そして、朝日岳の右後方に見えている雪が多い山は里見岳。
朝日岳の右手前、ここからすぐ間近に見えている山が蚕玉岳である。

鳥居を潜って岩場を下る。
この道がもう 1つの道である。
乗鞍本宮を囲む石垣の岩には、写真の様に雪の花が咲いている。

しかし、このもう 1つの道はやはり途中で下るのが少々厳しくなり、 頂上小屋の手前から先程登って来た道の方へと移る。

そして、蚕玉岳には 11時59分に戻り着く。
少し休憩して先へと進む。

朝日岳との鞍部に到着したところで、 折角なので朝日岳に登ってみることにする。
無雪期には立入が許されていないようであるが、雪に覆われている今なら許されると勝手に解釈して登り始める。

雪の上に踏み跡がしっかりついているのでルートに迷うことはないが、 一方で表面がクラストした雪なので、足を踏み出す度に小さな雪片が斜面を転げ落ちていき、その音が結構煩い。
幸い下方を歩いている人はいないので良かったものの、チョット気が引ける思いで進んだのであった。

さらには、 頂上近くなると雪はかなり少なくなる上に緩んでおり、踏み抜くことが多くなる。
一度などは、両足ごとストンと膝上まで沈んでしまったのであったが、岩と岩の隙間だったようである。

少々苦労しながらも 12時12分に朝日岳頂上に到着。
頂上には雪に埋もれた小さな祠が置かれている (写真)

周囲を見渡すと、 乗鞍岳・剣ヶ峰が見えるのは当然として、 権現池の周りを囲む大日岳と屏風岳との間に 御嶽も見えている。
やはり噴煙が気になるところである。

12時15分に下山開始。
登って来た道を戻るのだが、やはり崩れる雪に苦労する。

鞍部に戻ってからは、 肩の小屋を目差そうと雪の斜面を横切って進む。
しかし、途中まで進んだところで、肩の小屋側から登って来られた方がいたので、斜面に付けられた狭い道での擦れ違いは危険と思い、 思い切って右下の斜面を下ることにする。

こちらもクラストしている雪の崩れがあったものの、慎重に下る。

写真に見えているのは、登ってくる途中で休んだ岩場 (右側)



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