樹林の中を暫く進むと、再びササ原の斜面が待っている。 斜面をジグザグに登っていく途中、前方左手のササの中に 動物に似た倒木が見えた。
頭、胴体など本物そっくりだなと思いながら側を通ると、何とその倒木には目もついており、視線が合う。そして、その途端に
灰色の毛を持った本物のカモシカであることに気がついた。 |
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高度を上げて振り返れば、南アルプス南部、深南部の山々が見える。 |
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やがて、大きなガレ場の横を通過する。 振り返れば、先程は木々に遮られて光岳
から池口岳辺りしか見えなかった南アルプスの山々が、
かなりの広範囲で見えるようになっている。 |
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さらにササの斜面を登っていけば、
先程 大島山から派生する尾根に隠れ気味だった 安平路山が、
再びその姿を大きく見せ始めている。 |
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やがて少し下りとなり、下り着いた所に 『 清水平 』 の標示板がある。
時刻は 10時丁度。 |
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やがて、急斜面だった登りも徐々に緩やかになり、足下のササも少なくなって、
周囲には立ち枯れや、折れた木々の根元が残る場所に登り着く。 雲一つ無い晴天の下、ポカポカ陽気の中、時間が許せば草の上に寝転がって昼寝をしたい気分にさせられる、そんな雰囲気の良い場所である。 |
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