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順調に往路を戻るが、先程述べたように、『 岡戸頭 』 手前にあるザレ場への下りは、
足を滑らせたりしたら そのまま谷底に落ちそうな気にさせられるので、トラロープを握りながら慎重に下る。
やがて立ち枯れの林となるが、なかなか良い雰囲気である。
順調に進んでいくと、樹林に入る所で本日初めての登山者と擦れ違う。
この人もピストンかと思ったのだが、登山口に車が無い。不思議に思っていると、後日 その方の登山記録がヤマレコに載っているのを見つけた。
何と 高速道近くの まつかわの里から、バリエーションルートにて 4/10周辺に登り着き、
そのまま本高森山、大島山、念丈岳、池ノ平山、烏帽子ヶ岳、小八郎岳、鳩打峠と進んで、まつかわの里まで戻ったとのこと。
イヤハヤ、世の中には凄い人がいるものである。
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上沢泉を 12時47分に通過。折角なので、のどを潤す。美味である。
順調に進んで大島山には 13時14分に戻り着く。とは言え、ここまでのアップダウンは結構キツイ。
大島山で 7分程休憩する。やはりここは雰囲気の良い場所である。
なお、写真は大島山に登り着く手前の光景である。立ち枯れの木々が青い空に映え、なかなか良い。
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ササ原の斜面を下る。
登りではあまり問題ではなかったが、下りでは足下に落ちている刈られたササで足が滑りやすく、少々神経を使う。
前方を見れば、本高森山が見えるが、あの頂上に戻り着くまでに、まだまだ距離があるし、また何回ものアップダウンがあることが分かる。
大きく白ザレた崩壊地の横を 13時36分に通過。
さらには、幸の丘の標示板がある場所を 13時58分に通過する。
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幸の丘から斜面を下り、里美平の標示板付近から振り返れば、ササの斜面が美しい (写真)。
その後、アップダウンに ヒイヒイ言いながら、14時24分、本高森山頂上に戻り着く。
頂上からは、樹林越しに大島山が望めるが、登ってきたばかりの山であり、また雰囲気の良い山だったので、
大島山に対する感じ方・愛着が朝方に見た時とはまるで違う。14時31分、本高森山を後にする。
6/10となる 前高森山との分岐には、15時丁度に戻り着く。
前高森山を往復するどうか迷ったが、念丈岳、大島山以上の展望は望めないと思い、時間も遅くなるので、立ち寄らずにそのまま先へと進む。
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徐々に傾斜は緩やかになり、歩きやすい道が続く。
順調に足を進め、登山口に 15時44分に戻り着く。
この日は快晴となり、また人がほとんどいない山域を旅することができ、
充実感溢れる山行であった。いつもこのような天候の時に山に登ることが出来れば 言うこと無しである。
最後に、このルートを整備された方々、そしてこの秋にボランティアでササの刈り払いを行った方々に心から御礼申し上げたい。
斜面で刈られたササに足を滑らすことはあったものの、それを補って余りある素晴らしい展望を得ることができた。
ルートファインディングなどしないで済んだ分、山を楽しめたことは間違いない。
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