9時41分に出発。 ここでも道は 2つに分かれており、一つは斜面を登っていく道、もう一つは左にほぼ水平に続く道である。 水平に続く道の方は中倉山の頂上を巻く道だと思われたため、ここでは最早 登りを避ける訳には行かない。 斜面を登る。 | |
距離の方も然程ではなく、先ほど休憩した岩場から 5分強で先の方に稜線が見えてくる。 そして、9時47分、ついに稜線に飛び出す。 なお、この稜線への到達点では左右に尾根道が続いていたので (つまり、丁字路になっている)、 先ほどの最初の分岐で直進しなかったことを反省する。 |
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稜線に飛び出して最初に目に飛び込んでくるのが
男体山である。 位置的に言えば、正面に見えている山腹に中禅寺湖湖畔の二荒山神社から登る登山道があり、 頂上右端の部分に 二荒山神社奥宮が建っていることになる。 また、男体山の手前に見えている社山の、意外にどっしりとした山容に少々驚く。 中禅寺湖湖畔、特に イタリア大使館別荘記念公園付近から見る、スッキリとしたピラミッド型とはまた違う趣である。 | |
社山の右には 半月山が見えており (写真)、 また社山の左側には大平山が大きい。 こちらから見る半月山も、その堂々とした山容に驚かされる。 半月山の左に見える高みが 恐らく 1,655m峰で、この高みと半月山との間に半月峠があり、また、 この高みと社山の間に阿世潟峠があることになる。 |
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道を左にとって尾根上を進む。 緩やかに登っていくと、やがて左側に三等三角点が現れる。 なお、小生の持つ、昭文社の 『山と高原地図 日光』(2009年) では、 この三角点の位置を示す記号の横に、1,499.6mの標高表記、そして中倉山の山名が書かれている。 ということは、中倉山は 1,499.6mの高さということになってしまうが、 実際は 1,530mの標高がある訳で、こういう問題を抱えた山は多いことであろう。 | |
周囲は灌木帯に変わり、進むに連れて展望がドンドン開けてくる。 前方右手、大平山の斜面が左に下る後方に別の稜線が見え、そのさらに後方にまだ雪を抱いている山が見える (写真 中央奥)。 ということは、錫ヶ岳の手前を横切る稜線はシゲト山から三俣山へと繋がる尾根であろう。 そして、左を見れば、ここからも 富士山が確認できたのであった。 |
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