この辺の山は名前が全く分からないと言ったが、 井戸沢下流ダム (井戸沢堰堤) の手前になると、先ほど久蔵川を渡る時に正面奥に見えた山が上方に見えてくる。 その位置、そして斜面の至る所にガレ場が見られることから考えると、 目指す中倉山ではないかと推測する (実際そうであった)。 | |
井戸沢下流ダムの上部にて小さな流れを渡り、 ヘアピンカーブに至る手前で ショートカットの道を見つけて進む。 上り勾配であった林道は一旦平らになり、また、前方には形の良い山が見えてくるが無論 名前は分からない。 |
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林道は右手の山襞に沿いながら進んでいくため、クネクネとした状態が続く。 道は再び緩やかな上り勾配となり、やがて右手に法面が現れる。 道が再び平らになったかと思うと、不意に林道右脇に 『中倉山登山口』 と書かれた手作りの標識が目に飛び込んでくる。 長い林道歩きであったが、漸く登山口に到着である。 | |
まだ全く芽吹いていない樹林の中へと入る。 最初は緩やかな登りであったが、斜面をジグザグに登り始めると、傾斜が増してくる。 途中、登山道脇にロープが張られていたものの、これはお助けロープではなく、 登山道を勝手に逸脱しないようにするための柵の代わりと思われる。 道は明瞭、足下に岩屑が見られるものの、しっかり整備されている。 |
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足が進むので楽勝かと思っていたら、とんでもなかった。 さらには、岩が多い場所を抜けると土の滑りやすい斜面が続くようになる。 ただでさえ滑りやすいのだから、雨の翌日などは大変であろう。 | |
周囲に木々は多く見られるものの、全く芽吹いておらず、 木の屍の中を登っているようである。 周囲には茶色が多く目立ち、緑色は岩に生えている苔類のみで、下草もほとんど見られない。 |
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