疲れが出始めているが、そのまま休まず先へと進む。 傾斜が緩やかなのがありがたいと思っていたら、すぐに傾斜が増してくる。 このまま中倉山の頂上に至るものだと思っていたところ、尾根は一旦ピークに登り着いた後、下りに入り、 その先に中倉山の本峰が待っていた。 | |
一旦 下って、中倉山との鞍部に達すると、左手に先ほどのピラミッド型の山がよく見えるようになる。 この時点では全く知らなかったのだが、手前のピラミッド型の山が 俗称 『 波平ピーク 』 で、その左後方に チラリと山頂部分が見えている山が 沢入(そうり)山である。 さらには、 それらの山の左後方に、先ほど見えた台形の オロ山も見えている (当然、名前は知らない)。 |
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道はいよいよ中倉山への登りに入る。 事前に良く調べておけば、直進の道は ローソク岩の近くを通り、 中倉山の稜線が銅親水公園方面に下る縁に到達して展望を得られることが分かったのであるが、そうとは知らず、 さらには疲れていたためであろう、左に曲がる傾斜が楽そうな道を選んでしまう。 左へと進んで、斜面を斜め上に登っていくと、やがて開けた場所に飛び出す。 | |
この岩場からの展望は素晴らしく、 波平ピーク、沢入山、オロ山へと続く稜線が何も遮るもの無い状態で見え (無論、この時は山名を知らない)、 オロ山の左後方には庚申山と思しき山もチラリと見えている。 そして、庚申山の左側を隠している手前の山の左斜面後方からは 袈裟丸連峰も顔を出している。 |
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こちらが庚申山方面。 写真 右側の台形をした山が オロ山で、写真 左側の大きな山 (名前は分からない。恐らく 1,738m峰。) と間に、 見えているのが庚申山である。 | |
その 袈裟丸連峰が左に下っていくそのさらに左側に、何と 富士山が確認できたのであった。 春霞がかかったような状態の中、白い固まりがボーと浮かんでいるような感じではあるものの、 思いがけず見えた 富士山にテンションが上がる。 |
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